"ブラックマンデー"は何度でもくる 大前研一"株価暴落は今後も繰り返される" 大前研一の日本のカラクリ2018.4.2 2018年2月5日月曜日、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が大幅に下落、1175ドル安というリーマンショックを超える過去最大の下落幅を記録…
空き家激増、住宅相場上がり目なし 大前研一「今は持ち家よりも賃貸が賢明」 大前研一の日本のカラクリ2018.3.19 2019年10月に消費税が10%にアップする前の駆け込み需要がどうとか、東京オリンピック・パラリンピックが開催される20年に不動産価格が暴落…
もはや空想的平和主義は通用しない 北朝鮮の脅威に丸腰で専守防衛を唱える愚 大前研一の日本のカラクリ2018.3.5 施政方針演説で改憲論議の前進を訴えた安倍晋三首相。先の総選挙で改憲勢力の3分の2議席を確保した安倍政権が憲法改正の発議まで持っていけ…
ファーウェイ本社の初任給83万円 日本人エンジニアの給料が上がらない理由 大前研一の日本のカラクリ2018.2.19 2017年の採用市場では、中国の通信機器大手ファーウェイ(華為技術)が日本で大卒エンジニアを「初任給40万円」で募集して話題を集めた。厚…
アベノミクスは19世紀の経済学だ "働き方改革"が企業を20世紀に引き戻す 大前研一の日本のカラクリ2018.1.29 2017年12月7日付でシャープが東証2部から1部に再指定された。債務超過で2部落ちしてから、わずか1年4カ月のスピード復帰だ。シャープは台湾…
物申せない空気の中で"正論"を吐く 「ポスト安倍」に最も近い男はだれか 大前研一の日本のカラクリ2018.1.15 2018年の日本の政治を展望するために、昨年10月の総選挙をいま1度振り返ってみたい。臨時国会冒頭に安倍晋三首相が衆院の解散を宣言して選…
毛沢東並みの権威で進む「神格化」 "独裁"の基盤を確立した習近平体制の末路 大前研一の日本のカラクリ2018.1.4 2017年10月、中国共産党の党大会(第19回全国代表大会)が開催された。この大会は5年に1度、1週間程度開かれる党の最高意思決定機関であり…
不正ドミノの元凶は何か 不正 神戸製鋼所には"QC"あれど"QA"なし 大前研一の日本のカラクリ2017.12.18 神戸製鋼所の品質データ不正問題はアルミ・銅事業部門から始まって主力の鉄鋼事業部門や機械事業部門などでも発覚、データ改ざんなどの不正…
PHVこそ安心できる最良のEV "EVシフト"それでもトヨタが勝てる理由 大前研一の日本のカラクリ2017.12.4 2017年7月、フランス政府は地球温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定を順守するための具体策として40年までにガソリン車、ディーゼル車…
大前研一が説く「義務教育の目的」 大学教育の「無償化」に私が反対する理由 大前研一の日本のカラクリ2017.11.20 先の衆院選でほとんどすべての党が公約に掲げたのが教育無償化である。幼児教育の無償化、大学などの高等教育の授業料減免、給付型奨学金の…
イベント経済に期待してはいけない 大阪の衰退は1970年の万博から始まった 大前研一の日本のカラクリ2017.10.30 2025年開催予定の万国博覧会に大阪府が正式に立候補した。ほかにもフランスのパリ、ロシア中部の都市エカテリンブルク、アゼルバイジャンの…
「小池新党」は"大根役者"で混迷中 総選挙に表れた安倍首相の「卑怯な本性」 大前研一の日本のカラクリ2017.10.16 今回の解散総選挙は安倍晋三首相の卑怯な本性がよく表れている。民主党から政権を奪還して第二次安倍政権が始まったとき、安倍首相は「危機…
強国ドイツをつくったコール元首相 「世界最高の政治家」は何を重視したのか 大前研一の日本のカラクリ2017.10.2 2017年6月16日、ドイツのヘルムート・コール元首相が死去した。87歳だった。戦後最長の16年(1982~98年)にわたってドイツ連邦共和国の首…
将棋で言えば「詰んだ」に等しい 安倍政権による憲法改正は、もはや不可能 大前研一の日本のカラクリ2017.9.19 8月3日、第3次安倍第3次改造内閣がスタートした。新内閣発足時の記者会見の冒頭、「国民から大きな不信を招く結果になったことについては深…
職住一体型の「シティ」をつくれ 「築地」の再開発には海外マネーを入れろ 大前研一の日本のカラクリ2017.9.4 東京都議選は「都民ファーストの会」の圧勝に終わった。もとい政治実績ゼロの「都民ファーストの会」の勝利というより、過去最低の23議席し…
もはや服を買う必要がなくなった アパレル市場の"3分の1"が消滅した理由 大前研一の日本のカラクリ2017.8.23 国内アパレルの不振が続いている。販売不振で大手アパレルメーカーでもブランドの廃止やリストラ、大量閉店を余儀なくされ、百貨店の撤退も…
2025年、東京も人口減少へ “2020年問題”東京のマンションが危ない 大前研一の日本のカラクリ2017.7.31 東京オリンピック終了後、マンション価格が暴落するのではないかという「2020年問題」が不動産業界から聞こえてくる。東京での五輪開催が決…
休暇への意識が世界最低レベル 「休まない」日本人の“忖度”という病 大前研一の日本のカラクリ2017.7.18 「月末の金曜日は午後3時に退社して余暇を楽しもう」と経済産業省と経団連、業界団体が旗振り役になって2月24日からスタートしたプレミアム…
普及率低い日本の今後は? 世界で加速する「キャッシュレス革命」 大前研一の日本のカラクリ2017.7.3 日常生活に現金を必要としないキャッシュレス社会が世界的に進展している。もともとクレジットカードなどのカード社会に同調して緩やかに広…
独立性高い特別検察官が捜査を指揮 ロシア疑惑のトランプ政権「崩壊の足音」 大前研一の日本のカラクリ2017.6.19 あまりに予見不能なトランプ政権は長く持たないと私は見ていたが、タイミングは案外早くやってくるかもしれない。呼び水になりそうなのが、…
世論調査の支持率は44% トランプ政権発足後100日の通信簿 大前研一の日本のカラクリ2017.5.29 4月29日、トランプ米大統領が就任100日目を迎えた。就任に先立って、トランプ大統領は就任100日以内に実現する公約を列挙した「100日計画」…
「いいとこ取り」の合意は難しい? 勝算は絶望的、イギリスのEU離脱交渉 大前研一の日本のカラクリ2017.5.16 イギリスがEU離脱、ブレグジット(Brexitは「Britain」と「Exit」を掛け合わせた造語)を選択した国民投票(昨年6月23日)から1年近くが経…
悲鳴を上げるヤマトや佐川 パンク寸前!宅配現場を救う一元化プラン 大前研一の日本のカラクリ2017.5.2 物流システムを効率化しても、宅配現場の負担を軽減する決定打にはならない。なぜなら、荷物を届ける最終行程に課題があるからだ。宅配便業…
テスラ、グーグル、パナソニック 自動車産業「20年後のガラガラポン革命」 大前研一の日本のカラクリ2017.4.28 今回のPSAの積極戦略は周回遅れの愚策。旧来の自動車メーカーは凍り付くような氷河期がすぐそこまでやってきている。その3つの要因とは。フ…
米子会社破産なら損失1兆円 東芝を沈めた原発事業「大誤算」の責任 大前研一の日本のカラクリ2017.4.3 アメリカの原子力事業で巨額損失を計上し、一気に経営危機に陥った東芝。これは日本企業が陥りやすい世界化の罠の典型的なパターンだ。アメ…
デジタル・ディスラプションとは 「デジタル化に勝てない企業」は勝てない 大前研一の日本のカラクリ2017.3.23 企業の「稼ぐ力」を決定づけるのは経営トップの判断力。デジタル化に対する認識の低さ、感覚の鈍さが産業の突然死さえも引き起こす。
率直な感想は「最悪」 トランプ大統領、米国はすでに一人勝ちだ 大前研一の日本のカラクリ2017.3.9 「強いアメリカを取り戻す」というスローガンは「アメリカは弱い」という認識に基づく。自国の自画像を正しく描けていないことは不幸だ。第…
地域農協の「株式会社化」 小泉進次郎氏に贈る、わが農協改革プラン 大前研一の日本のカラクリ2017.2.27 安倍首相自ら断行を宣言した農協改革。本当の農業改革につながるのはJA全農の株式会社化ではない。改革は地域から始まらなければいけない。…
会見で言及した「ダレスの恫喝」 安倍vsプーチン密室会談の中身を語ろう 大前研一の日本のカラクリ2017.2.20 今回ほど北方領土問題に対するロシア側のスタンスが明確に示された首脳会談はない。それが端的に表れていたのが会談後の共同記者会見だ。20…
大国のエゴで広げた混乱 泥沼「中東情勢」テロと国家の戦いは続く 大前研一の日本のカラクリ2017.1.31 混迷する中東で今まさに問われているのは「国家」とは何か? という根源的な問題。ISというカリフ制国家の出現は、歴史の必然的な反動だ。…