「扶養」と引き換えに、夫の社会的リソースと稼ぎを知らず知らずに食いつぶす「タガメ女」。もしやあなたも「タガメ女」に捕まった「餌」……?

今、専業主婦とサラリーマンの夫を

「日本をダメにする元凶」と一刀両断にする本がある。いわく「女はガッチリと男を捕まえて、月1万円というお小遣いで、チューチューと夫の収入と社会的リソースを吸い尽くす『タガメ女』。男はグッタリとして吸い尽くされ、最後は骨と皮になって死んでしまう『カエル男』」(『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』深尾葉子著/講談社+α新書より)。この捕食者と餌の関係を「幸福」とするのが、スタンダードな日本の夫婦だというのが本の趣旨。

チェックリストを見ていただくとわかるが、盤石なセレブ妻とタガメ女はやはり違うという結論に達した。圧倒的な差は「愛があるか」「リスクを取る覚悟があるか」「幸せか」である。タガメ女は一見幸福に見えるが、「家庭に閉じ込められた怒りと閉塞感」を抱え、結局男も女も不幸になっていく。

●セレブ妻か、タガメ女か…チェックリストで確認!

「タガメ女」のチェックリストに1つでもついたら要注意! 搾取(または自滅)予防策を検討すべき。「セレブ妻」に5つ以上なら、鉄壁セレブ妻の資質十分。

【セレブ妻】
□夫のモチベーションを上げるため、お小遣いは無制限
□万が一のときに備える覚悟がある
□夫を尊敬している
□夫からのひと目ぼれで選ばれた
□夫に愛情がある
□できれば働いて養いたい
□夫を信頼している
□ブランドに興味がない。もらうから使うだけ
□実用重視で自転車を愛用
□夫や周りの人に感謝している
□周りからどう見えるか気にしない

【タガメ女】
□夫の小遣いは月1万円
□夫から搾取しつくすのが目的。万が一のときは自滅
□夫はただの給料運搬人と考えている
□選んだ男を巧妙にはめて結婚、または計算ずくのデキ婚
□捕食者と餌の関係で、愛情はない
□お金を稼ぐことは失敗の証しであり屈辱
□信頼できないので拘束している
□ブランド大好き。見栄をはるための必需品
□郊外のマイホームと車はセットで必須アイテム
□感謝する意味がわからない
□周りから幸福に見えるかがすべて

そしてリーマンショック後没落していく妻とは「夫のリソースが壊れ、自滅するタガメ女」とそっくりだった。