2013年6月25日(火)

健康診断の数値を半年で劇的に改善するには

強く美しく生きるための全課題

PRESIDENT 2013年1月14日号

著者
中村 格子 なかむら・かくこ
国立スポーツ科学センター メディカルセンター アスリートクリニック 医学博士

中村 格子1966年、岩手県生まれ。横浜市立大学医学部卒業。2009年より現職。日本オリンピック委員会医学サポート部門員。著書に『実はスゴイ!大人のラジオ体操』ほか。

国立スポーツ科学センター メディカルセンター アスリートクリニック 医学博士 中村格子 構成=プレジデント編集部 撮影=石橋素幸
1
nextpage

【中村格子(国立スポーツ科学センター メディカルセンター アスリートクリニック 医学博士)(編集部Nの健康診断書2つ(図)を見て)腹囲が9センチ減!

――3年前の診断でショックを受け、1日1本「ヘルシア」を飲みつつ朝晩20分ずつ歩くことに。朝ごはんをお椀半分に減らして、昼はそば類中心、夜はカロリーメイトか完全に抜いて、2週間で6キロ減です。
図を拡大
編集部N(46歳)の健康診断書

【中村】どんだけ運動不足だったんですか(笑)。(現在の食事(図)を見て)栄養源はきちっと摂れていますが、朝、昼に野菜が足りません。体の老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンが必要です。夜に摂っていただかないと。……あら、体重減3.4キロ?

――前日、つい飲み会後に深夜ラーメンを……通常は63キロ台です。

【中村】(苦笑)だめじゃないですか。でも、体形としては問題ありません。中性脂肪の値が高いのは前日の食事が出たのでしょう。ただ、LDLコレステロールが上がっているので、血管の中がドロドロになってくる可能性が高い。脂質代謝異常が続いているから、動脈硬化などが気になりますね。動物性油脂や、「悪い油」の摂りすぎが原因。まったく摂らないほうがいいわけではないですが。

――コレステロールや中性脂肪の値は半年で下げられますか?

【中村】例えばオリーブオイル、グレープシードオイルといったLDLコレステロールをためない「いい油」に替えてください。高級品でなくとも、普通のオリーブオイルで十分。抗がん作用があるファイトケミカルを含むニンジン、ほうれん草などの緑黄色野菜、体が喜ぶビタミンA、C、Eを摂るといいでしょう。個人差はありますが、半年後には数値が変わるはずです。

血糖値は今のところ大丈夫。心配なら甘いものやアルコールは控えて。コレステロールが心配なら、鶏卵・魚卵も少し控えてください。ビールをよく召し上がっているので、表にはない尿酸値が気になります。足の指が痛くなったら要注意。お酒はプリン体の少ない焼酎・ウイスキーがお勧め。γ-GTPは問題ないですが、上がったら酒量は抑えましょう。

次のページ眠りの質を高める

PickUp