覆面コラムニスト 
フェルディナント・ヤマグチ氏

はじめまして。フェルディナント・ヤマグチと申します。「20代女性とつき合える40代男の条件」ですね。はい、40代でも全然いけます。50代となった私も、普通におつき合いしております。

若いコは年上に興味があるのです。素敵なミドルとつき合ってみたいという憧れは潜在的にある。

「でも若い女のコはカネがかかるし……」と思っていませんか?

今の20代はカネなどかかりません。なにしろ失われた20年に生まれ育った世代ですから、贅沢というものを知らんのです。

しかも、同世代の男は草食系だらけでカネもないから、ショボい遊びしかしていません。遊び慣れした40代の出番なのです。市場はブルーオーシャンで、その気になれば総取り、一網打尽です。

というわけで、今は状況がとてもいいのです。ちょっと気の利いた店に連れていくだけで、女のコには新鮮な体験なのです。

貧乏なオッサンが若いコとつき合うのは無理ですが、適度にカネがあり、行動全般に余裕がある方は親密交際が十分可能です。

では、40代男性に必要なスキルとは何でしょうか。

世代的には彼女の父親に近いわけですから、“パパと5歳しか違わないのに素敵”という部分をアピールしなくてはいけません。

まずフィットネスであることは最低条件。マッチョである必要はありませんが、きちんとカラダを動かす習慣のある、健康な人かどうかは見られています。デブでモテる可能性は極めて低い。

ファッションも高い服を着ろ、いい靴を履けとは言いません。清潔なシャツ、プレスの効いたズボン。きちんとした身だしなみを心がけてください。300万の時計をしていても鼻毛が出てたらアウトです。男だって醜いババア、嫌でしょ? 同じです。

オヤジであることはいいんです。ダメなのはダサいオヤジ。ちょっとした隙で「あ、ダサいオヤジ」と思われた瞬間、すべてぶち壊しですから、気は抜けません。

若者の情報を無理して集めることも避けましょう。カラオケでもEXILEの新曲は歌わないほうがいい。マイナスポイントになりかねません。ムリに若ぶるのが一番イタい。生兵法は怪我の基です。

ポイントは楽しく仕事の話ができるか。仕事が地味でもいいんです。仕事を熱く語るプロの姿が女のコにはまぶしく映るようです。

40代男性には知恵も人脈も経験もあります。こんな仕事をしたいと悩んでる女のコに、こうするといいよ、というアドバイスはきっとグッと刺さります。