2013年5月7日(火)

女が男に「こいつ、ショボイ」と感じる瞬間

愛される人の理由

PRESIDENT 2012年12月17日号

著者
ますい 志保 ますい・しほ
銀座クラブ ふたご屋 ママ

ますい 志保1968年、神奈川県生まれ。13歳からタレント活動を始めるが家族離散で15歳から自活。簡易宿泊所暮らしなどの紆余曲折の末に明治大学文学部を卒業する。その後、縁あって銀座に“就職”。94年、双子の妹、さくらとともに、銀座に会員制クラブ「ふたご屋」を開店した。2003年に子宮癌を発症したが、無事快癒。波瀾万丈の人生経験を綴ったエッセイはベストセラーとなった。現在は小説執筆に情熱を注ぐ。処女長編『ブラック・シャンパン』は“平成の『黒革の手帖』”と評され注目を集めている。

銀座クラブ ふたご屋 ママ ますい志保 構成=鈴木優子 撮影=大沢尚芳
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虚勢を張るほど、「小さく」見える

器が小さいなと思える男性は、まずお酒の飲み方でわかります。たとえば、部下を連れてきてお酒を頼むとき、相手の好みを聞くことなく、勝手にどんどんオーダーして「このチーズにはこのワインが合う」「これが一番うまいから飲め」と独断で決めて相手に飲ませる方。昔なら上司の言うことは絶対だったでしょうが、部下だからといって相手の意見を聞かず「俺の酒が飲めないのか」と無理強いするような飲み方をする男性は女から見て、男らしいとも魅力的だとも思えません。お店の女の子に対しての振る舞いについても同じことが言えます。

こういった方はえてして、上下関係でしか相手を見ることができないんですね。連れてきた女性部下に対して、正社員と派遣社員をあからさまに差別する方も困りものです。

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銀座ママが見た、女に「しょぼい」と思われがちな男の特徴

ひと昔前から考えると、部下や女性がついていきたい男のタイプも様変わりしています。終身雇用や年功序列など旧来のシステムが壊れた今、「上司の俺についてこい」と言うだけでは誰もついてきません。こういう方は、一見強いように見えても、実は自分の弱みを悟られたくなくて強がっているだけで、本当は弱い男性だとお見受けします。

常に肩書や権力を振りかざして強がる方は、精神的に余裕がないのでしょう。そういう方は、何か困ったことがあって助けようと誰かが手を差し伸べてくれているときでも、その手を自分で振り払ってしまいます。手を結べば、何倍もの力を発揮できることがわからないのでしょう。今は、肩書の力ではなく自分で周りを巻き込み、自然に組織を回し、チームで仕事をしていく時代です。それができずに虚勢を張れば張るほど、女から見たら器が小さく見えるだけ。

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