2013年6月4日(火)

40代:教育費に年300万!「お金=子どもへの愛」の末路

年代別「実物家計」から未来の破綻リスクを診断【4】

PRESIDENT 2012年1月16日号

著者
横山 光昭 よこやま・みつあき
家計再生コンサルタント、マイエフピー代表取締役、ファイナンシャルプランナー

横山 光昭1971年生まれ。FPとして司法書士事務所に勤務した後、2001年に独立。7000人以上の家計を再生した実績を持つ。著書は累計57万部を超える『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズを代表作とし、著作累計86万部となる。

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家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー 横山光昭 構成=八村晃代 撮影=アーウィン 写真=PIXTA
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Cさんの悩み

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Cさんの家計簿

外資系企業に勤めるCさんの年収は1200万円とハイクラス。しかしそのわりに貯蓄額が少なめだ。年俸制でボーナスがないため、貯蓄をするなら月々の収入からとなるが、貯蓄ができないどころか、生活費が足りず貯蓄から補填する月もある。

そこで最近、「自分たちは世間一般とズレているのでは?」と思い始めた。家計簿をつけてみると、支出に占める割合が大きいのは教育費だった。妻は教育熱心で「子どもには十分な教育を受けさせてあげたい」と、子どもたちはほぼ毎日習いごとや塾に出かけている。

長女は私立中学へ通っており、現在公立小学校へ通う長男も私立を受験する予定である。少なくとも12年間は私学の授業料を払うことになり、長女が大学へ入学する頃には生活が苦しくなるのではないかと不安だ。

10年前に25年ローンを組んで、3125万円のマンションを購入した。ローンが終わる15年後にちょうど定年になる。いまのうちに少しでも貯蓄額を増やしておきたいが……。

横山さんのアドバイス

年収は高いほうだが、高いなりに贅沢もしているという印象だ。これだけ収入があればさすがに余ると思いきや、「稼ぐに追いつく貧乏なし」的な考え方で、節約するという意識がない。手取りが70万円以上あり、しかも住居費に関していえば収入や家族構成に対して高くはない。にもかかわらず給与を使い切ってしまう原因は何か。

まずは「食費」である。子どもが食べ盛りというが、高級食材を買うことや、家族での外食も多いという。予算を決めて節約を心がけ、家族での外食を月1回減らすことで1万8000円を節約できた。

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