2013年6月5日(水)

必ず儲かる「商売のネタ」はどう見つけるか

「より良く働く」ための全課題

PRESIDENT 2012年1月2日号

著者
藤田 晋 ふじた・すすむ
サイバーエージェント代表取締役社長

藤田 晋1973年、福井県生まれ。青山学院大学卒業後、インテリジェンスを経て、98年、24歳でサイバーエージェント設立。インターネットの広告代理店事業で躍進し、2000年、当時史上最年少で東証マザーズ上場を果たす。現在、芸能人ブログやゲームなどを展開するインターネットサービス「アメーバ」が主力事業。

サイバーエージェント代表取締役社長CEO 藤田 晋 構成=前田はるみ 撮影=葛西亜理沙
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また、ネタを考えるのが苦手だという人は、考える癖がついていないだけのことが多いものです。

商売のネタを考えるには、組織全体を見渡す視点が必要ですが、営業やマーケティングなど分業化された組織で働いていると、どうしても視野が狭くなってしまいがちです。しかし、いくらで仕入れていくらで売れば儲かるといった、ゼロから商売を立ち上げることを想定する癖をつけるだけで、ネタは誰でも考えられるようになります。そればかりでなく、回数を重ねるごとに考える力も上がっていきます。

こうした機会が設けられていれば、普段から物事を見る目も変わってきます。たとえばゲームに接しているときでも、ネタを考えようという意識が頭の片隅にあれば、ヒントを探しながらゲームに触れるはずです。

ゲームオタクと呼ばれるような人が1日中ゲームを触っていたからといって、商売のネタというのはけっして生まれません。消費させられる側でなく、生産する側に回るには、ゲームであれ、マンガであれ、つねに考えながらモノに触れていることが大切なのです。

人は年齢を重ね、会社内での階層が上に行くほど、自分を追い込むことが面倒になり、アイデアを考えたり、新しいことに挑戦するのを厭いがちです。その結果、時代に淘汰されてしまう。

わが社では2年に1度、役員の改選があり、8人のうち2人が必ず入れ替わるルールになっています。ですから役員は必死です。これもまた、自分たちを追い込むための仕組みなのです。

サイバーエージェント代表取締役社長CEO
藤田 晋

1973年生まれ。主力事業の「Ameba」は会員数1800万人を突破。著書も多数。近著に『藤田晋の成長論』。

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