2013年4月3日(水)

自分を変える! 年間目標の立て方&計画達成のコツ

PRESIDENT 2013年2月4日号

著者
横田 尚哉 よこた・ひさや
株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所代表取締役社長

横田 尚哉

顧客サービスを最大化させる経営コンサルタント。世界最大企業・GE(ゼネラル・エレクトリック)の手法を取り入れ10年間で総額1兆円の事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。「30年後の子供たちのために、輝く未来を遺したい」という信念のもと、そのノウハウを潔く公開するスタイルは各種メディアの注目の的。「形にとらわれるな、本質をとらえろ」という一貫したメッセージから生み出されるダイナミックな問題解決の手法は、企業経営にも功を奏することから「チームデザイン」の手法としても注目が高まっている。著書に『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》』(ディスカヴァー刊)がある。

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ファンクショナル・アプローチ研究所 代表取締役 横田尚哉 構成=プレジデント編集部
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人生は1000カ月。時間は有限なのだ

人の一生は「何カ月」あるかご存じですか。平均寿命は概算で約1000カ月分です。人生は72万時間と言われてもピンときませんが、月数では人生はたった1000カ月にすぎない。

さらに衝撃の事実を申せば、未就業期やリタイア期を差し引くと、「働ける期間」は全体の半分、約500カ月でしかない。

なぜ、そんなことを言うのか。時間というリソースは有限だ、ということをいま一度認識してほしいからです。時間は限りあるもの。ためられませんし、お金で購入することもできません。

年間目標、つまり貴重な500分の12(月単位)、40分の1(年単位)を考えることは人生という尺度においてかなり重要な作業となるのです。

私は長年、ファンクショナル・アプローチ(以下、FA)という米GE社で開発された問題解決の技術を使い、様々な経営・事業・個人(ビジネスマン)を対象とした時間管理などのスキル改善に取り組んできました。

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ファンクショナル・アプローチによる年間計画の立て方 3STEP

FAとは、ある問題を一度、ファンクションに置き換えてから解決しようとする手法です。ここで言うファンクションとは「役割、機能、意図」のこと。自分にとっての課題の目的や本質が何かを明確にすることが改善の出発点となるのです。

年頭の今、FAの思考によって年間目標を立てようとするとき、最初にするべきなのは、図のように「私は今年、○○を△△する!」という具体的な内容のファンクションを掲げること。わかりやすい例を言えば、「対前年比業績を2倍にする」というように2013年の自分のファンクションを定義するのです。この際、ポイントとなるのは目標の「程度」を明確に書くこと。「営業活動を精一杯頑張る」といった漠然とした目標で程度が曖昧なものはNGです。

程度のはっきりした目標が固まれば、次は、その達成に必要な細かな仕事をリスト化して、それぞれに適したターム(期間)を決める作業に移ります。四半期では何をするか、そして1カ月では何をするか、さらに1週間、1日、と短いタームに落とし込むのです。

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