二日酔いは社会問題化していく

吉本尚『減酒セラピー』(すばる舎)
吉本尚『減酒セラピー』(すばる舎)

また、たとえデスクワークで、二日酔いのつらさを我慢して出社しても午前は席に座っているだけでやっとでしょう。自分は普段通りに仕事をしているつもりでも、周囲にはバレバレかもしれません。

出勤しているにもかかわらず、「心身の健康上の問題」により十分にパフォーマンスが上がらない状態を「プレゼンティーズム(Presenteeism)」といい、近年、この状態にある従業員の生活改善に取り組む企業が増えています。

プレゼンティーズムによるパフォーマンス低下は個人の問題のみならず、会社全体の経済損失につながることが明らかだからです。二日酔いも、「心身の健康上の問題」の一つとして、これからもっと重要視されていくのではないでしょうか。

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