英語でうまくコミュニケーションするにはどうすればいいか。外資系航空会社でキャビンアテンダントとして働くRyucrewさんは「日本人は『すいません』という感覚で“Sorry”を連発しがちだが、やめたほうがいい。都合のいい存在として扱われてしまう」という――。

※本稿は、Ryucrew『国際線外資系CAが伝えたい自由へ飛び立つ翼の育て方 当機は“自分らしい生き方”へのノンストップ直行便です』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

機内を歩く客室乗務員
写真=iStock.com/Dobrila Vignjevic
※写真はイメージです

「すみません」のつもりで“Sorry”を多用してはいけない

海外へ行くと、外国語でコミュニケーションをとる必要が出てきます。発音がうまくないとか、文法が間違っているといったことは、大きな問題ではないと個人的には考えています。極論をいえば、伝わればOKです。ただ、ちょっとした言葉の選択や表現に気をつけるだけで、相手の心証がグッとよくなると感じることがあります。

日本人がよく使うのが、“Sorry”という言葉です。ご存じの通り、「すみません」「ごめんなさい」という意味です。日本語でコミュニケーションをとるとき、「すみません」と言うのは、決して珍しいことでも、特別なことでもありません。日常でも使うことはあると思いますし、耳にする言葉でもあると思います。

しかしながら、その感覚で“ソーリー”を多用することは、避けたほうがいいかもしれません。英語がネイティブではないことも手伝って、事あるごとに“ソーリー”と口にしていると、相手に舐められてしまう可能性があるからです。