「ビジネス会食」で目上の人と仲良くなるにはどうすればいいのか。大手広告代理店出身のyuuuさんの著書『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』(ダイヤモンド社)より、一部を紹介する――。
米フェイスブック本社前のロゴ
写真=時事通信フォト
2021年10月25日、米フェイスブック本社前にある「いいね!」マークの企業ロゴサイン(アメリカ・カリフォルニア州メンロパーク)

テッパンの「共通の話題」

相手の好きなことや趣味に共通点があると、一気に距離が近づく場合が多い。趣味の話がピッタリはまれば、クライアントの重役とプライベートで仲良くなれる可能性もある。

そうすればしめたものだ。自社の社員から一目置かれるに違いない。

共通の話題としてテッパンなのは、次のような内容だ。

趣味・好きなこと
出身地
出身校
行ったことのある旅行先
グルメ情報
スポーツ(ただし、野球以外)

最近ではサウナなども共通の話題として盛り上がる可能性が高いだろう。このような旅行やグルメといった幅広い層が興味を持つネタを趣味にしておくと、会話のネタに困らなくなるのでお勧めである。

共通点を見つけた際に、「○○さんと共通点が多くて嬉しいです! もっとお話聞かせてください!」と一言添えるだけで、相手からチャームのある人物だとして可愛いがってもらえるだろう。

「ウケる会話ネタ」を仕込んでおく方法

その他では日常生活を良くするライフハックネタも会話として好まれる場合が多い。内容は、便利グッズや快適な収納など、生活に関わることなら何でもOKだ(ただし、自慢にはならないように)。

私のX(旧Twitter)やnoteをご覧になっている人はピンときたかもしれないが、

安ウマグルメ
整体・マッサージ・鍼灸の名店
疲労に効くサプリメント
いびきの治し方

あたりは興味を持って聞いてもらえることが多いため重宝している。

さらには相手が後日行動に移したことを報告してくれたりもする。実はこの原稿を書いている5日前にも、かつて会食をともにした相手から「yuuuくんが教えてくれたいびきの治療方法(レーザー治療)を試したら、いびきがなくなって妻からめちゃくちゃ喜ばれている!」と報告を受けた。

ビジネスの込み入った話をしなくても、こういった話題から話を広げ、相手の興味・関心に応じてライフハック情報を提供すればそれだけで十分会食の場を盛り上げられるのだ。