お金の不安はホラー映画の不安とは根本的に違う

ちなみに、ホラー映画でも、不安のピークは、ゾンビやエイリアンなどが、いつ、どこから、どんなヤツが出てくるか分からないときです。

分からないからこそ、いろいろと想像を巡らせ、不安になるわけです。

もっとも、映画では、その不安感はドキドキ感でもあり、楽しいのですが……。

そして、いざ、ゾンビやエイリアンが出てくれば、映画はその後の展開(逃げる、戦う、など)へと進んでいき、不安という要素はなくなるのです。

すなわち、「分からない」ことがハッキリすれば、やるべきこと(やらざるを得ないこと)が見えてくるのです。そして、たとえそれが相当マズい状況でも、分からないことがハッキリした時点で、少なくとも、漠然とした不安は消えるわけです。

冒頭のオービスの例では、何もしなくても、いずれ出頭ハガキが届き、その処分がハッキリします。

ホラー映画でも、映画を観ていれば、いずれゾンビやエイリアンが出てきて、その状況がハッキリします。

しかし、お金の不安におけるキャッシュフロー表の作成は、自分で作成するにせよ、ファイナンシャル・プランナーに依頼するにせよ、いずれにせよ、自らの行動が必要となります。

それは面倒なことかもしれませんが、分からないことがハッキリすれば、前に進むことができて(次の展開に進むことができて)、少なくとも、漠然とした不安は消えるわけですから、ぜひ、行動すべきでしょう。

健康不安もお金の不安も根本は同じ

このことを、「お金」以外で実感してもらうとすれば、それは「健康」でしょう。

たとえば、原因不明の体調不調が続くと、これは不安ですよね

なぜ不安か……それはやはり「分からない」からであって、何か悪い病気では……などと思い始めると、気が気ではありません。

しかし、その原因が分からなければ行動(適切な治療等)もできず、体調不良のまま、不安なままです。

そして、ちまたに氾濫する情報に振り回され、体調の変化に一喜一憂し、不毛な時間を過ごし続けることとなるわけです。

この場合、病院でしっかり診てもらうことをお勧めします。

これはお金の不安で言うところの、「キャッシュフロー表作成」にあたります。

とはいえ、実際には、忙しかったり、何か病気が見つかったら嫌だ、であったり、そのうち回復するだろうとの希望があったりして、なかなか病院には行かない(行けない)のが現実でもあります。

そう、分からないものをハッキリさせるための行動には、相当なエネルギーが必要なのです。

しかし、不安を消したければ、行動しなければいけません。

それで、もしも何らかの大きな病気が判明しても、それによって治療等の行動に移せる、すなわち前に進めることで、少なくとも、漠然とした不安はなくなるわけですから。

「分からない」をハッキリさせないことには、ずっと不安なままで、いつまでもメンタルを消耗し続け、不毛な時間を過ごすことになってしまうのです。