「一度に食べきれないほどの返礼品が届く」ことも

次に考えておきたいのが、自分に合った返礼品を選べているかどうかです。

特に食べ物ですが、返礼品の量に要注意。前もって届く量を確認せず寄付をしてしまい、実際届いた箱を開けたら食べきれない量だった……なんてことも。日持ちするものであればいいですが、冷蔵や冷凍の物は冷蔵庫の容量によっては入りきらず、急いでだれかにおすそ分けをしなければならなくなるなんてことにもなりかねません。特に一人暮らしの人は、きちんと食べきれる量の返礼品かどうか調べてから寄付をするのがとても大切です。

また、返礼品が届くタイミングについても注意しておきたいところ。駆け込みふるさと納税でおきがちなのが、年末に寄付したふるさと納税の返礼品が年明けにどんどん届くという現象。特に食べ物の場合、同じタイミングに届く返礼品を選ぶのはとても危険です。届くタイミングがばらばらであれば食べきれた量でも、まとめて届いてしまうと消費するのが大変になってしまうなんてことも。

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写真=iStock.com/hungryworks
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「定期便・配送時期が選べるもの・ポイント制」の利用がおすすめ

こういった返礼品の届く量やタイミングが重なるというリスクを減らすための方法としてぜひ実践してほしいのが、定期便や配送時期の決まったもの、ポイント制を利用すること。返礼品の中には、3カ月・6カ月などの定期便の形で届くものや、自分で発送時期を選べるもの、○月・○月・○月など決まった月に届くものなどがあります。また、ポイント制というのは寄付した金額に応じて自治体ごとにポイントが発行され、そのポイントを期限内の好きなタイミングで各種品物に交換するという仕組み。自分の好きなタイミングで品物と交換できるのはとてもうれしいですよね。

駆け込みふるさと納税をするときは、届く時期をずらしたり、好きなタイミングで届くものにする方法などを駆使して、同じタイミングで届くものを選んでしまわないようにしましょう。

そして、返礼品というと食べ物のイメージが強いですが、返礼品には食べ物だけでなくトイレットペーパーや洗剤などの日用品もあります。食べ物のようにどうしても消費期限があるものではなく、すぐにはダメにならない日用品を返礼品として選ぶという方法も。

もちろん、多く届きすぎてしまうと収納する場所にも困ると思いますので、日用品であってもどのくらいの量が届くのかはあらかじめ確認しておくようにしましょう。