2012年11月1日(木)

権力を握る人は、部下とどんな飲み方をするか

上司の気懸かり10篇

PRESIDENT 2012年6月4日号

著者
望月 明美 もちづき・あけみ
ル・ジャルダン オーナーママ

望月 明美東京都生まれ。17歳で銀座デビュー。31歳で独立、企業トップから政治、芸能関係者までを顧客にする。

クラブ「ル・ジャルダン」オーナーママ 望月明美 構成=山田清機 撮影=二石トモキ
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「おまえ、相変わらずバカだなぁ」の意味

権力を握ろうと必死になっている人って、かわいいですよね。

私たちは職業柄、このお客様はどこまで上がっていく人かをなんとか嗅ぎ分けようとするわけですが、まず、言えるのは、権力に野心を持っている人に共通するのは飲み方がひと通りではないということです。子飼いの部下とそうでない部下に見せる顔が、明らかに違う。いろいろな顔を持っていて、その場その場に応じて使い分けることができると言ってもいいでしょう。変わり身の早さに、凄みすら感じることもあります。

たとえば、子飼いの部下に対して、

「おまえ、相変わらずバカだなぁ」

などと、わざとラフに接することで、

「君は一番信頼している気の置けない部下だ」

クラブ「ル・ジャルダン」オーナーママ 望月明美氏

というサインを送る一方で、新たに部下になった方に対してはいくら飲んでもスキを見せない。仕事ができる部下の前でも、まだ親しくなっていなければ、絶対にスキを見せません。「できる部下は味方につければ懐刀になるが、敵に回すとやっかいである」ということを、よく知っているのでしょう。飲んでいる間も最後まで気を使っているのがわかります。

反対に、出世しえない、あるいは、取締役にはなれないとわかっている部長など、出世を諦めてしまった人の飲み方にはメリハリがありません。いつも同じ相手と、同じ話をしているイメージが強い。しかも、話題が内向きです。お酒の席で家族の話と趣味の話ばかりするようになってしまったら、サラリーマンとしては終わっていると考えたほうがいいでしょう。

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