出社し、デスクでコーヒーを飲む。仕事モードにスイッチを切り替えるための大切な儀式というビジネスマンも多い。しかし、「カフェインって胃に負担をかけるのでは?」とか、「健康を考えると、どうなのか?」など未だに思っている人がいるが、その考え方は改めたほうがいいだろう。

コーヒーは、二日酔いの頭痛対策に効果的

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※全日本コーヒー協会の調査結果を元に編集部作成。

コーヒーは、実は多くの健康効果が医学的にも認められている。社団法人・全日本コーヒー協会によると、「二日酔いによる頭痛を和らげたいなら、コーヒーを1杯、飲むこと」という。これは、新東京病院の顧問である清瀬闊医師の報告による。

翌日、仕事があっても、会食などでつい盃を重ねてしまうことがままある。ひどい頭痛といえなくとも、頭が重く仕事のパフォーマンスに差し障ることが心配だ。そういう時は朝1杯のコーヒーの出番。

「二日酔いの頭痛は、アセトアルデヒドと呼ばれる物質が主な原因です。これを体外に出し、脳の血液の循環をよくすれば、頭痛や頭の重さは解消されます。有効なのがコーヒーに含まれるカフェインです」

また二日酔い対策だけでなく、コーヒーはアルコールでダメージを受けやすい肝機能を良好に保ってくれるという研究結果も報告されている。

九州大学大学院医学研究院予防医学分野の古野純典教授らの研究によると、「ビールを毎日1本ほど飲む人について、コーヒーを毎日3~4杯飲む人とほとんど飲まない人を比較したところ、コーヒーを飲む人のほうが、γ-GTPが平均で10以上も低いことが分かりました。ちなみにγ-GTPの値が低いほど、肝機能は良好といえます」とのこと。飲酒者における高血圧の改善にも一役買うことがわかっている。

朝に限らず、コーヒーの高いリラックス効果は実証されており、2~3時間に1回はコーヒータイムをつくると、さらに仕事の効率がアップしそうだ。

まさに、コーヒーは早朝から深夜まで、メンタルもボディもサポートするビジネスのパートナー。よりその深い満足感を味わうために、マイコーヒーサーバーをオフィスに持ち込んだり、インスタントコーヒーに凝ってみたり、近隣の名店を発掘したりするのも、また楽しい。