マッキンゼーは新卒の9割弱が東京大学

これらの企業は初任給が1000万円前後というところも珍しくなく、多くの社員が20代のうちに年収1000万円台に突入します。成果主義のところもあり、人によっては2000万円以上の年収に早々に達することもあるでしょう。平均で見ても、1500万~2000万円というところが多いようです。

竹内健登『勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法』(日経BP)
竹内健登『勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法』(日経BP)

月あたりの残業時間が80時間や100時間を超えるような激務体質の企業が多いものの、スキルと年収の2つの観点から、東大生や京大生から例年人気となっている企業群です。

参考までに戦略系コンサルティング会社の2021年卒の採用実績校を見てみましょう。マッキンゼー・アンド・カンパニーは採用数33人のうち、東京大学29人、京都大学3人、名古屋大学1人です。つまり、この年の新卒の9割弱が東京大学です。BCGは東京大学8人、京都大学6人、早稲田大学3人、東京工業大学2人など8大学のみとなっており、早慶でもほとんどの人が落ちます。

となれば、MARCHに進学した大学生が、これらの企業に就職しようというのは事実上、不可能に近いといえるでしょう。

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