音楽体験コンテンツ「THE FIRST TAKE」

「ありのままの自分を。ありのままの音楽を。一度きりにこめる。Less Filter, More Music. ありのままの世界へ。」

このオフィシャルサイトの言葉に表される新しい音楽体験コンテンツが、ソニー・ミュージックレーベルズが商標登録する「THE FIRST TAKE」だ。公式YouTubeチャンネルでは毎週、水曜日と金曜日の22時に新しい動画が配信され、白一色に統一されたスタジオで1本のマイクの前にアーティストが立ち、一発撮りの「疑似生」とも言える緊張感のある特別なパフォーマンスを魅せる。

マイク
写真=iStock.com/Aleem_khan
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2019年11月の配信開始から3年でYouTubeチャンネルの登録者数は700万人を突破、総再生回数は25億回を超える人気コンテンツに飛躍を遂げている。これは、日本の音楽ジャンルのYouTubeチャンネルの中で、特定アーティストの公式チャンネルを除いて、最多の登録者数だ。配信のはじまったタイミングが、ライブやフェスの開催が制限されたコロナ禍とちょうど被ったこともあり、新しい音楽体験コンテンツとして急速に人気を拡大した。

特別コラボ曲で紅白歌合戦へ

毎週2回の配信では、話題の新曲を披露するアーティストもいれば、懐かしい往年の名曲を披露するアーティストもいる。「THE FIRST TAKE」だけの特別版としてアレンジを加えた楽曲や、ここだけのカバー曲が披露されることも珍しくない。YOASOBI、LiSA、DISH//(北村匠海が所属するバンド)、優里といったアーティストの動画は、再生回数1億回を突破するほどの熱狂的な関心を集めている。「milet×Aimer×幾田りら(produced by Vaundy)」の特別コラボ曲「おもかげ」は大きな話題を呼び、2022年末の第73回紅白歌合戦への参加が決まった。

「THE FIRST TAKE」は、レコーディングスタジオと同等の環境で録音された高音質なサウンド、4K解像度で撮影された高画質映像、余計な演出はせずに真っ白の空間でパフォーマンスだけをアップで映し出す没入感、そして一発撮りの特別な緊張感が徹底されている。これらによって、収録・編集されたテレビの歌番組や、作品として完成されたミュージックビデオ、迫力のあるライブ映像、そのどれとも異なるドキュメント性の高い特別な音楽体験を提供している。