最も信頼されない話し方は「高い声でゆっくり」

これまでの声の高さと話の速さを組み合わせるとどうでしょうか。

堀内 進之介、吉岡 直樹『SENSE』(日経BP)
堀内進之介、吉岡直樹『SENSE』(日経BP)

声は低いより高いほうが信頼性がなく聞こえるという研究を紹介しましたが、声が高くても、「速さ」を組み合わせると、知的だと感じられるようです。聴き手は内容をしっかり聴いて判断するのは負荷が高いので、高い声でも速くしゃべられると楽になり、「なんとなくすごい」と思ってしまいます。

まとめると、聴き手を引きつけるしゃべり方としては「低い声でよどみなく速くしゃべる」が一番理想的です。その次は「高い声でよどみなくしゃべる」になります。その次に「低い声でゆっくりしゃべる」で、最も聴き手を引きつけないのが、「高い声でゆっくりしゃべる」になります。

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