新型コロナの予防・対処法を詳しく伝えるべき

――本来、国や自治体はどんなことを伝えたらいいでしょうか?

ここまでにお話ししたようなこと、どこへどう受診したり、連絡したりしたらいいかなどです。たとえば、東京都では「都民のみなさまへ ~新型コロナウイルス感染症が心配なとき~」というページにまとまっていますが、意外と知られていません。自主隔離の日数、隔離というからにはできるだけ外出しないこと、外出しないための具体的な工夫の仕方なども、どの年齢層にも伝わるようテレビや新聞、雑誌、インターネットなどを通じて、わかりやすく伝えてほしいですね。

――最後に、私たちが新型コロナの流行を止めるためにできることはありますか?

基本に忠実に、新型コロナワクチンを接種する、マスクをする、こまめに手洗いする、3密を回避するなどの感染対策を行いましょう。誰でも、つい「自分だけはかからないだろう」と油断してしまうことがあり得ます。そして、ご自身やご家族が新型コロナに感染したり、体調が悪かったりする時には外出しないでください。こうしてコロナ禍が長期化してくると感染対策を行うのも疲れますし、自宅療養はつらいものです。でも、これ以上の流行を避けるためにも、周囲の子供やお年寄り、基礎疾患のある人にうつさないためにも、何よりも大切なことだとご理解いただけたら幸いです。

※この記事は2022年8月27日時点での情報を基に書かれています。

(聞き手・構成=大西まお)
【関連記事】
【関連記事】「"軽症"でも入院が必要な子が増えている」現役小児科医が警鐘…子供の感染を急増させた「BA.5」
「YouTubeは一切見せない」3人ワンオペ育児の脳科学者が子育てで死守する4つのこと
「精神科医が見ればすぐにわかる」"毒親"ぶりが表れる診察室での"ある様子"
だから過去最大の感染爆発が起きている…コロナ感染した現役医師が語る「BA.5の本当の怖さ」
重症患者の7割にせん妄が出ている…新型コロナの「脳感染」が引き起こす肺炎より恐ろしい症状