割れてもいい安価なお皿だけを使うようにした

子どもはこういうことをするんだとわかったので、それからは、高価なお皿はしまって、割れてもいい安価なお皿だけを使うことにしました。安いお皿だと、割れたときにそれほど残念な思いはしませんから。それからも、子どもたちが食器を割ってしまうことはありましたが、すぐに「怪我しなかった?」と聞いて、「しなかった」と言えば、「怪我しないでよかったね」と言っていました。

子どもに悪気がなくて壊してしまったときには、絶対に怒らないようにしましょう。お母さんのなかには、子どもが大事なものを壊してしまったときに、「こんな大事なもの壊しちゃダメでしょ!」と叱るお母さんがいるかもしれません。大事なもの、高価なものを壊されると、怒りのボルテージがあがって口調がきつくなりますから、壊されたら怒りたくなるものはお子さんの手が届く場所には置かないことが大切です。

アドバイス
子どもの失敗を「ダメでしょ!」と怒ってばかりいると、のびのびと育ちません。壊されたら困る大事なものは、子どもの手が届かないところにしまってください。子どもが失敗したときに怒らないですむような環境を整えましょう。

子ども4人が予防接種で泣いたことは一度もない

予防接種を嫌がるとき
✕ 泣いちゃダメでしょ! いつまで泣いているの!
◯ これから注射してもらいに行くけど、注射はしないといけないからね。泣いても注射されるから、泣いてもダメだよ

予防接種を受けに行くと、大泣きしているお子さんをよく見かけましたが、わが家の4人の子どもたちは、予防接種で泣いたことは1度もありません。

まだ赤ちゃんの長男を初めて予防接種に連れていったときに、「これから注射してもらいに行くけど、注射はしないといけないからね。注射はチクッとするけれど、泣いても注射されるから、泣いてもダメだよ」と声をかけました。そう言ったからか、長男は泣きませんでした。たぶん、私が言っていることがなんとなくわかって、大丈夫だと思ったのではないでしょうか。「赤ちゃんでも、親がきちんと説明するとわかるんだ」と感心しました。「お母さんが何か言ってくれているから、大丈夫」だと子どもが感じると、安心するのだと思います。他の3人にも、予防接種に行く前にきちんと説明をしたので、泣きませんでしたね。

乳児のためのワクチン
写真=iStock.com/comzeal
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