アイスクリームをぎゅうひで包んだ「餅アイス」が、世界中でブームになっている。イギリス在住ライターの江國まゆさんは「ブレイクのきっかけは、イギリスの餅アイスブランドLittle MoonsがTikTokアカウントを開設したこと。特に1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた『Z世代』が夢中になっている」という——。
Little Moonsのアルフォンソ・マンゴー味とチョコ&ヘーゼルナッツ味。
筆者撮影
Little Moonsのアルフォンソ・マンゴー味とチョコ&ヘーゼルナッツ味。

イギリス発の餅アイスブランドが話題

アイスクリームをぎゅうひで包んだ日本人にはおなじみのスイーツ、餅アイス(Mochi ice cream)がイギリスを中心に世界的な大ブームになっている。

世界的に見ると、餅アイス市場は主に米国で発展してきた。しかし、今回のブームの発端はTikTok。そして、そこで中心となっているのは、イギリス発のブランド「Little Moons」である。

Little Moonsの人気定番商品の一つ、パッションフルーツ&マンゴー味の餅アイス。(写真=Little Moons公式ウェブサイト)
Little Moonsの人気定番商品の一つ、パッションフルーツ&マンゴー味の餅アイス。(写真=Little Moons公式ウェブサイトより)

TikTok効果で売り上げが2000パーセント増

Little MoonsがTikTokのアカウントを作ったのは昨年8月のこと。動画をアップし始めるとすぐに注目が集まって口コミが広がり、ユーザーたちによる関連動画が次々とアップされた。その数は約1万5000件。合計で5億回以上再生された。この効果で、売り上げが5カ月で2000パーセント増という驚異的な数字に達した。

また、今年5月12日の英インディペンデント紙の記事によると、TikTok上で昨年12月にできたハッシュタグ#LittleMoonsが5340万回のクリックを記録し、スーパーでの売り上げがハッシュタグができる前と比べて700パーセント増加したという。同社では需要に応えようと生産能力をフル稼働させている状態だ。