友人をもてなす広々ウッドデッキと、
待望のホームシアター


 シニア世代でも防犯対策や気密性などを優先して、戸建てからマンションへ住み替えする方もあるでしょう。

ただ木造住宅に比べ、マンションは鉄筋コンクリート造ゆえの冷たさ、味気なさが気になります。自然素材を使った仕上げや、これまでの家のパーツを生かし、長く馴染んだ住まいの感覚、思い出に囲まれて住みたいという方も少なくないはず。

東京、葛飾区のIさん夫妻のリフォームは、そんな夢を叶えたケースです。

店舗併用のビルに住んでいたIさん夫妻は、今後の階段の上り下りなども考えて、フラットに住める中古マンションを購入。建てられてからさほど年数の経っていないマンションでしたが、ずっと住んでいた家の一部をインテリアに使いたかったので、リフォームして住むことにしました。

設計、施工の依頼先は、自宅をリフォームした友人から紹介してもらった横田満康建築研究所。Iさんは建築家の横田さんに次のような要望を伝えました。

おじいちゃん(夫の父)の思い出が詰まった和室の建具や家具はマンションでも再利用したい。趣味を楽しむホームシアターをつくりたい。バルコニーをウッドデッキにしたい。