動線を大胆に工夫、
モダンな空間で母とゆったり3人暮らし

お母様が暮らすマンションに同居を決めたHさんご夫妻は、大人3人の今後の暮らしを見据え、水回りまで移動させる大胆な全面リフォームに踏みきりました。

ユニークなのは動線です。70代のお母様の和室からはウォークインクロゼットを通って洗面室やトイレへ最短距離を確保。玄関からリビングへとカーブする廊下は、動線をスムーズにすると同時に、空間にのびやかなリズムを生んでいます。リビングはさらに和室へとつながり、視野が広がる開放感あふれる住まいが実現しました。

設計・施工を手がけた三井のリフォームの研究機関、住生活研究所の西田恭子所長は、住まいのワンルーム化は最近の傾向の一つと語ります。

「一部屋を管理するのと3部屋を管理するのでは、家事の負担感が違います。50代からのリフォームは掃除のしやすさも考慮すべきでしょうね。豊かに暮らすと同時に、シンプルライフであることも重要になってくると思います」

床面を少し上げたご夫妻の寝室は、布団を敷くスタイル。昼間は洒落たプライベート空間になります。限られたスペースを活用した好例ですが、リフォームで意外に見落としがちなのが夫婦の寝室の見直しです。

「キッチンに対するこだわりと同じように、寝室にもスタイルを持つといいですね。最近は夫婦別寝も増えていますし、介護に向けて広めの洋室にベッドをという選択肢もあります。年齢を重ねるほど快眠の環境は大切ですから」