公園の緑を活かす窓、贅沢な無垢の床に、
それぞれの書斎と寝室


 築23年のマンションを子供たちの独立を機に全面リフォーム。玄関を開けると木の香りが漂い、リビングに一歩入れば窓一面の緑が目に飛び込んでくるF邸は、都内であることを忘れる別荘のような住まいです。

設計を担当した田村顕博さんと田村愛さんは、Fさんご夫妻の希望でもあった、公園を目の前にする好立地を最大限に活かすことを考えました。

「リビングと和室をひと続きの空間にして、2面の窓から景観を楽しめるようにしました。窓ガラスに採用したのは中に桟のない真空ガラスです。通常のガラスに比べて約1.6倍のコストがかかるのですが、断熱や結露防止に優れ、冷暖房の効率化にもつながります。何より視界を遮らないのがポイントになりました」

フローリングは無垢のナラ材で贅沢に仕上げています。手持ちの木製家具を引き立て、無垢特有の香りと感触が魅力です。幅広のサイズは価格が高くなりますが、柾目ではなく節の入ったタイプを選ぶことで費用を抑え、ナラの個性を活かしています。