社長自身が「ファミチキ先輩」に扮したワケ

加盟店の皆さんとは信頼関係を築くことを一番に考えています。僕が社長に就任してから、商品納品時の検品作業をなくす、レジを刷新する、各種マニュアルを簡易にするといった抜本的な見直しを進めてきましたが、それもお店で働くストアスタッフさんの負荷を徹底的に減らしたかったからです。

それと同時に、話題性のあるコマーシャルを打ったり、メーカーの皆さまとタッグを組んで魅力的なキャンペーンを展開するなど、業務負荷削減と売り上げ向上の両面で加盟店の皆さんを支援するよう全社をあげて取り組んできました。

僕が「ファミチキ先輩」(新キャラクターの中身のマッチョな人)になったのも、自分がやればみんなも面白がって、(ファミチキ先輩の被り物を)被ってくれるだろうと思ったからでした。そうやって会社も加盟店の皆さんも取引先の皆さまもみんな巻き込んで、全員が元気でいきいきと仕事をしてもらいたい。そのためには、リーダーが健康で明るくなければならないんです。

僕の使命は、この会社の価値を上げること。そのためにあらゆる努力をする。社員も努力する。全員で努力したら、もっともっといい会社になると思っています。でも一番努力しなきゃいけないのは僕なんです。だから僕は毎朝、ひとりで体を鍛えているんです。

澤田貴司(さわだ・たかし)
ファミリーマート社長
1957年、石川県生まれ。上智大学理工学部卒業後、81年に伊藤忠商事入社。97年ファーストリテイリングに入社し、翌年取締役副社長就任。2003年キアコン設立。05年リヴァンプ設立。16年9月より現職。
(構成=大島七々三 撮影=的野弘路)
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