ドラッグストアなのに“食品”がPBのメイン

コスモスではどのようなものが販売されているのだろうか。コスモスには「ON365」というPBがある。ドラッグストアのPBというと、「医薬品」や「ヘアケア」等の「日用雑貨」のイメージがあるが、コスモスのPBは食品がメインである。コスモスはプライベートブランド(PB)等のオリジナル商品の充実性を聞いた項目で1位だった。

利用者が過去半年に購入経験のある商品カテゴリーをみると、ドラッグストアの10社平均とコスモスとの差が大きいのは、調味料やインスタント食品、アルコール飲料や菓子類、生鮮品、ソフトドリンクといった食品だ(図表3)。

(図表3)菓子・スナック類やインスタント食品が多い(画像=小倉高宏)

こうした食品がどの程度の安いのか。実際に山陰エリアで、販売価格を調べてみたところ、コスモスは6品目中、5品目で最安値だった。コスモスの安さはホンモノである(図表4)。

(図表4)ほぼすべての商品でコスモスが最安値(画像=小倉高宏)

「野菜の種類が増えた」

自由意見には「オリジナルブランドが低価格であること。栄養ドリンクがその最たるものです(福岡・20代・男性)」「安かろう悪かろうかなと思いつつPB商品を試してみたところ、とてもよかったので、その後もちょくちょく買いに行ってます(大阪・60歳以上・女性)」といった、プライベートブランドを高く評価する意見が多い。

また「医薬品だけでなく食品が常に安い(和歌山・30代・女性)」「パンやお菓子なども豊富(福岡・40代・男性)」「野菜の種類が増えた(宮崎・60歳以上・男性)」「精肉まであること(岡山・50代・女性)」といった食品の品ぞろえを喜ぶコメントや、「地域で一番安いと思いますよ(香川・40代・男性)」「コスモスの値段は、いつも行くスーパーの安売りの値段と同じくらい(大分・60歳以上・男性)」といったコスパの良さを評価するコメントが多数みられる。