4月の年収増やボーナス増は貯蓄額に反映させること

年末のチェックだけでは反映できない要素もあります。

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昇格昇給や年齢給の反映による賃上げなどは、4月(ないし数カ月後)に分かることが多いと思います。これについては月数千円程度であればあまり大勢に影響しませんが、月数万円以上の昇格昇給の場合、貯蓄目標が年数万円の単位でアップすることになります。年収が上がったほうは「昇格昇給のお祝い」をしたあと、昇給分を貯蓄額アップにも反映させておきたいところです。

ボーナスについても最近は変動が大きくなっています。企業の多くは個人の業績だけではなく、チームの成績や会社全体の業績にボーナスを連動させる傾向が強まっていて、景気によってボーナス額が大きく変動することも珍しくありません。

ボーナス依存で年間貯蓄額を実現しようとするのは危険だとすでに説明しましたが、最近の共働き夫婦はボーナスの激しい増減にマネープランが振り回されるようになっています。

ボーナスからの支出についてはどうしても必要な範囲にできるだけ抑えて、またボーナスがたくさん出たときは将来ボーナスが減る時期も考えて、お金を貯めていく意識を持ちたいところです。

特に住宅ローン返済にボーナスも組み入れている場合、「会社が赤字局面のためボーナスは給与1カ月分」などと発表されると、返済すらおぼつかないことになってしまいます。子どもの学費もボーナス依存を強めていると支払いに窮します。ボーナスを活用することは現実的に避けようがないのですが、依存の度合いを強めすぎないようにしておきたいものです。その他、転職をした場合も年収の増減が貯蓄目標の増減に直結します。転職前後の数カ月は貯蓄の余裕もなくいろいろな出費がかさむこともありますが、特に年収増の転職が実現した場合は貯蓄額のアップにもきちんと反映させておくといいでしょう。

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