定年後に再雇用されると、いままでとは役職も立場も変わってくる。では、どう振る舞ったらいいのか。

60歳定年を迎えて8割以上の人が再雇用を希望

大企業に勤めている人の場合、定年は60歳というのが一般的だった。しかし、2013年4月からは、本人が希望すれば、企業は65歳まで社員を雇用することが義務付けられた。

厚生労働省の調査によれば、14年6月~15年5月に60歳で定年となった会社員のうち、82.1%が企業に再雇用されている(図参照)。なお、本人が希望したにもかかわらず、再雇用されなかった人が0.2%いる。これは背任・横領といった「解雇退職事由」に該当するものの、定年まで雇ってもらったケースと考えられている。