瞬間的に英語を話すためのパターン化術

ここでは、作っておきたい「フレーズの基本パターン(型)」の一例をご紹介します。せっかく学校で習ったので思い出すために文法用語S(主語)やV(動詞)を使いますが、お互いに話を理解するための記号にすぎません。だから、用語や文型の名前は覚えなくて大丈夫。大切なのは応用のもととなるフレーズの「型」です。「誰が・何が」「どうした」などを型にあてはめてパターンを作り、瞬時に英文に応用しましょう。

繰り返しますが、英語の基本は「何が」「どうした」で、「まずは結論」から始まります。では、見ていきましょう。

【型その1】「何がどんな状態か」
例:I’m busy. 私は、忙しいです。

これは、「何かが」=「どんな状態か」を表すときの型。学校でS+V+C 第2文型として習ったものです。

例文の「私」=「忙しい」を他の英語に入れ替えて作文してみましょう。例えば、主語を「あなた」、動詞を「見える(感じられる)」に変えれば、

型その1。「何が=どんな状態か」ということを表す型は「S+V+C」です。
型その1の応用です。「私」を「あなた」、動詞を「見える(感じられる」)に変えるだけ。

You look nice. すてきですね(「あなた」⇔(見える)⇔「すてき」)。

一語入れ替えれば、

You look tired. 疲れてますね。

となります。

さらに応用して、次は相手を褒めてみましょう。

You are beautiful.(きれいですね)
 It looks delicious.(おいしそう!)
 That sounds great!(いいねぇ)なども同じ型です。

基本の型となるフレーズを使い、主語や動詞を入れ替えていくだけです。あとは、テレビを見ながらでも、「今のは英語でどう言えばいいかな」と考えてみるなど、日々繰り返してパターンに慣れて自分のものにすれば、瞬間的に英語にできるようになります。