2016年3月10日(木)

アメリカでも流行中!「スマホ×フリマ」で世界を制す【2】 -対談:メルカリ社長 山田進太郎×田原総一朗

田原総一朗の「次代への遺言」

PRESIDENT 2016年2月15日号

村上 敬=構成 宇佐美雅浩=撮影
1
nextpage
主婦や若年層を中心にユーザー数を増やすフリーマーケットアプリ「メルカリ」。サービス開始2年半で日米2900万ダウンロードを突破した。アメリカでの成功を足掛かりに、日本のITサービス初となる世界スタンダードを目指す。

衝撃だったLINEの大ヒット

【田原】その後はどうしたのですか。

【山田】「映画生活」という映画のコミュニティサービスを立ち上げました。僕は映画が好きなのですが、当時は映画の動員数や興行成績はわかっても、見た人が自由に評価をしたり、ネタバレの感想を書き込めるようなコミュニティサイトがなかった。それなら自分でやってみようと。

【田原】これは起業してやったの?

【山田】最初は趣味の延長です。2001年にウノウという会社にして、2005年に株式会社にしました。

【田原】ウノウでは、どんなことをやったんですか。

【山田】当初は「映画生活」や写真共有サイト「フォト蔵」といったインターネットサービスを運営していました。ただ、このまま頑張ってもグローバルなサービスにはならないというストレスがありました。「映画生活」はもともとドメスティックなサービスだし、写真共有サイトは世界に競合が多い。では、日本独自の強みがあるものは何なのか。そう考えたときに目についたのが、モバイルとゲームでした。これなら世界で勝負できると考え、ソーシャルゲームにシフトしました。2008年くらいです。

【田原】ところが10年に会社を売却します。なぜですか。

【山田】売ったのは、やはり世界でやりたかったからです。売却先はZyngaという世界最大のソーシャルゲーム会社。当時はPC中心ですが、月間3億人くらいのユーザーがいて、その傘下に入ってパブリッシュ力を使えば僕らが海外に行けるチャンスも広がると判断しました。世界で勝負するというミッションと独立性を比べて、ミッションを取った。ただ、結局はここも辞めて独立しました。

PickUp