【問4】言いづらい要望を感じよく、簡潔に伝えよ
「開講時間ギリギリにやってくるセミナー講師に、次回は会場に入る時間を早めてほしいと伝えたいけれど、うまく書けない」と後輩に泣きつかれました。以下のメールを要約してください。
例文)
□□株式会社人事部の高橋です。
このたびは新入社員研修の講師をお引き受けいただき、誠にありがとうございます。
先生のご活躍はいつもご著書や雑誌などで拝見し、私どもも日々勉強させていただいております。
先生の厳しくも温かいご指導のおかげで弊社新入社員も社会人として意識を高め、改めて決意を新たにすることと存じます。
さて、来月実施予定の中堅社員研修についてですが、できましたらコミュニケーションを密にとらせていただき、事前の情報共有を深めていければと考えております。もちろん、お忙しくていらっしゃるのは重々承知しておりますし、お時間をとっていただくのが難しい場面もあるかもしれません。ただ、機材トラブルなどを防ぐ上でも、開講前のミーティングを充実させたいと上司も申しておりまして、我々人事部一同も一丸となって研修全体の質を高めていきたいと思いますので、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
【要約すると】

「会場には15分前に到着するようにしていただけますか」

【解説】

言い回しがまわりくどく、真意がわかりづらいメールの多くは「配慮しすぎ」が原因である。やんわり遠回しに伝えようとすればするほどコミュニケーションの齟齬が生じ、事態が深刻化することに。

言いたいことをズバリ伝えたほうが「何を言いたいかわからない!」と相手をいらだたせるリスクを軽減できるというメリットもある。