2015年6月16日(火)

なぜ時間は長く感じたり短く感じたりするか?

PRESIDENT 2014年9月29日号

著者
遠藤 成 えんどう・せい
フリー編集者

出版社を経て独立。運動とは無縁の人生だったが、40代後半にランニングにハマり、フルマラソンの自己最高は3時間42分。一番好きなランニング小説は『遥かなるセントラルパーク』(トム・マクナブ)。

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遠藤成=文・撮影
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同じ1時間でも、長く感じることもあれば、短く感じることもある。脳は時間をどのようにとらえているのか? 脳のクセを知って、上手に時間を使おう。

安倍首相が成長戦略の一環として2016年の導入を考えている「ホワイトカラーエグゼンプション」。年収1000万円以上の専門職プレーヤーは時間ではなく成果で給与を測るというもの。残業代が付かないならば、短時間で生産性を上げたほうが絶対お得。そこで、脳科学の立場から、脳のクセを知り、効率的な時間管理術を教えてもらうことにする。

大学院で生命工学を研究する傍ら国家公務員I種経済職試験合格。NHKアナウンサー、医師免許取得に議員秘書と、いったいどんな時間の使い方をしたの? という人生を送ってきた本郷赤門前クリニックの吉田たかよし院長は「ホワイトカラーエグゼンプション」に肯定的だ。

「人間にとって時間の価値は2つ。ひとつはみなさんも考える仕事のパフォーマンスの向上。短い時間で大きな成果をあげるほうがいいに決まっています。でも、本当に大事なのは、生きている価値は記憶の集合体だということです。どれだけ記憶に鮮明に残る時間を過ごしたか。そのためにはみんなが等しく持つ24時間のパフォーマンスを最大にする必要がある。重要なのはドラマチックに生きようとする努力です」

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