2015年6月15日(月)

プロが選んだベスト・ワースト「がん保険」

PRESIDENT 2014年12月1日号

構成=向山 勇 データ提供=アイリックコーポレーション
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保障は手厚いほど安心だが、保険料というコストがかかる。どの保険を選べば効率よく保障を手に入れることができるのか──。
数多くの商品があふれる中で最適の保険を選ぶのは至難の業だ。そこで保険のプロ23人に「おススメできる保険」「おススメできない保険」をピックアップしてもらった。実際に加入する際には、年齢や家族構成、ライフスタイルなどによってベスト保険は変わるが、ひとつの指針にはなるはずだ。

がん保険は、がんの治療に特化した医療保険。がんと診断されたときに一時金で受け取れる「診断給付金」、手術をした際の「手術給付金」、入院したときの「入院給付金」の3つが基本保障となる。医療保険では1回の入院で受け取れる入院給付金の限度日数は60日型が主流だが、がん保険の場合は日数無制限になっているのが一般的。長期入院が必要な場合でも、安心して治療が受けられる。

ランキングでトップになったのはAIG富士生命の「がんベスト・ゴールドα」。がん保険は前述の3つの保障がセットになっているのが一般的である中、同商品は「診断給付金のみの保障が選択可能」であることが高く評価された。2年に1回を限度、回数無制限で給付される。後出のランキング表では他社の条件と近づけるため、入院給付金などを含めた例を掲載しているが、仮に40歳男性ががん診断給付金、悪性200万円、上皮内100万円、で加入した場合(先進医療給付金は2000万円)、毎月の保険料は5589円となる。「診断給付金に初回診断一時金を上乗せ可能で、がんになったら以後の保険料は免除される」ことも評価されている。

がんの治療は現在、手術、放射線、抗がん剤が3大治療と言われており、放射線治療や抗がん剤治療では、通院で行うケースも増えている。診断給付金は一時金で受け取れるので、入院治療でも通院治療にも自由に利用できることがメリットといえる。

2位はアフラックの「新 生きるためのがん保険Days(デイズ)」。トップとの得点差はわずかで「がん保険の老舗だけあって、今のがん治療にあった保障内容に改定。保険料も見直し、安くなった」と、長くがん保険を扱ってきた会社である安心感を評価するプロが多かった。「3大治療の保障が充実。手術は一部をのぞき無制限。3大治療の通院給付金も日数無制限で給付。現代の医療にマッチ」と保障面でも評価が高い。

効率のいい加入方法として「すべての特約をセットにするのではなく、基本保障(診断給付金+入院給付金+通院給付金)に診断給付金複数回支払特約のみ付加する」のを勧めるプロもいた。

3位はメットライフ生命の「ガードエックス」。「手術、抗がん剤治療、放射線治療について、年1回通算5回まで給付金が受け取れる。ホルモン剤治療も対象とできるのがうれしい」、あるいは「プランの選択により、がんの3大治療の際に給付金を一括で受取ることができる」と3大治療に手厚い点に評価が高い。

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