2015年4月27日(月)

成功者でも、心の25%は「苛立ち・自己嫌悪」

得する習慣、損する習慣【24】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
古川 武士 ふるかわ・たけし
習慣化コンサルティング代表取締役

古川 武士

日立製作所を経て2006年独立。「習慣は第二の天性」をモットーに、社員研修・コンサルティング・個人向けセミナーなどをおこなっている。著書に『30日で人生を変える「続ける」習慣』『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(いずれも日本実業出版)など。

執筆記事一覧

習慣化コンサルタント 古川武士=文
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みんなネガティブな感情にとらわれる

1. ネガティブな性格を変える必要はない

私たちは、日々ネガティブな感情にとらわれることがあります。

「上司とウマが合わずに悩んでいる」
「会社の方針に納得いかない」
「夫が家事を手伝ってくれない。イライラする」
「仕事で大きなミスをした。本当に自分はダメだ」

大切なことは、ネガティブな感情そのものをなくすことではありません。

ネガティブな性格を変えることでもありません。

ネガティブな感情を上手に扱い、すぐに回復させる心の技術を身につけることが最も簡単かつ効果的なのです。

今回から4回シリーズで「嫌な感情からすぐに抜け出す習慣」をご紹介します。

2. ネガティブな感情にも一理ある

イライラ、不安、心配、自己嫌悪、後悔、行き詰まり感、絶望感……。ネガティブな感情と言っても様々です。

このような感情に陥ったときに、まず考えるべきはネガティブな感情にも一理あるということです。

極論ですが、もしあなたから、心配や不安を感じるという行為そのものを完全になくしてしまうことができるとしたら、どうでしょうか?

後悔や自己嫌悪感を全く感じない心になってしまったらどうなるでしょうか?

恐らく、適切な準備を怠ったり、全く反省をしないことで同じ失敗を繰り返すことでしょう。つまり、ネガティブで嫌だと思っている感情にも肯定的な側面があるということです。

▼理想は「ポジティブ3:ネガティブ1」

ポジティブ心理学の分野では、「3:1の法則」というのがあって、ポジティブ3に対してネガティブが1ぐらいあるのがちょうど良いと言われています。

ただ、ネガティブな感情から肯定的なメッセージを受け取り、「次どうするか?」「何が次に活きてくるか?」という未来志向・行動志向に転換できるかどうかが重要です。

私のところに個人コンサルティングに来られる方は、よく「ネガティブな性格を変えたい」と言われるのですが、そもそもネガティブな感情から回復できない人はいないのです。なぜなら、その本人も1年前の失敗を今も毎日悩み続けているわけではないからです。

ただ、落ち込んだら2週間ぐらい後悔や自己嫌悪感が続いてしまう状態が、1日で回復できるようになればいいだけなのです。

このような心の姿勢を作らなければ、本質的な変化は起こせません。

また、このシリーズで語りますが、「私はネガティブな性格である」と決めつけている限り、変化は起こしにくいのです。「私はネガティブな感情から回復する技術を身につける」と置き換えた瞬間にスキルの問題に変わります。

ここから変化はスタートします。

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