「売る力」とは「お客さまの問題を解決する力」に他ならない――。
累計1500万人以上が見たプルデンシャル生命の公式facebookページ「日出ずる国の営業」が待望の書籍化!
クルマ、住宅、医薬品、金融……さまざまな業界からトップセールスが集まり、もっともセールスが難しいと言われる生命保険を販売し、アメリカ本国をも驚愕させたのがプルデンシャル生命。
その中の精鋭30人が登場し、どのビジネス書にも書いてないユニークな「セールス道」を説く。
「営業の壁に悩んでいる人」、「営業の道を究めたい人」であれば、具体的・体験的なエピソードを通してきっと解決のヒントが見つかるはず!

父親世代の経営者を虜に

大場敏貴は以前、設計事務所に勤務し、商業施設への営業を担当していた。引き渡したら終わり、流行らなければ潰される。スクラップ&ビルドのドライな世界。その反動でヒューマンなつながりを求めた結果、大場はライフプランナーという仕事の魅力にとりつかれていった。

そんな入社5年目のある日、商談がうまくいかずに肩を落として歩いていると、ある社長が大場の背中をさすりながら、こんなことをつぶやいた。「大場ちゃん、あのなぁ。人も虫と一緒や。虫は光があるところに集まるやろ。お前さんが明るけりゃ、どんだけでも人が集まってくる。ニコニコせなあかんぞ」と。

これ以来、笑顔と自然体の大切さを再認識し、営業スタイルがガラリと変わったという。ライフプランナー歴も20年を超えた今では、契約の95%は法人が占める。それも自分の父親のほうが近い世代の経営者との付き合いが多い。いわば「団塊世代のオヤジ社長」がどんどん大場のファンになっているのだ。経営の最前線で揉まれ抜いた社長たちを虜にする大場の魅力はどこから生まれたのだろうか。