2013年11月14日(木)

ケネディ大使囲む「女性の会」で日米関係改善?

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PRESIDENT 2013年12月2日号

女性初の駐日米国大使に就任する故J・F・ケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディ氏が大きな注目を集めている。弁護士である同氏は政治や外交の経験はないが、2度の大統領選挙でオバマ氏を当選に導いた最大の功労者。論功行賞で駐日大使に抜擢されたとされる。ヒラリー・クリントン上院議員がオバマ政権の国務長官に就任する際、後継議員として名前が挙がったこともある。

ケネディ家は米国きってのセレブ。大使指名に際してキャロライン氏が公開した資産の総額は約2億8000万ドル(約278億円)もあった。新婚旅行で東京と大阪に来た親日家としても知られる。

「米政府はいま、領土・歴史認識問題で中国、韓国と対立を深めている“右寄り”の安倍政権に対し警戒感を持っている。日米両国で絶大な人気の彼女が日本の味方になってくれればメリットは極めて大きい。首相官邸にとってキャロライン氏の取り込みは最重要課題です」

官邸筋がそう語るように、日米関係は現在、必ずしも良好とは言えない。米国は日中韓のこれ以上の関係悪化を懸念し、安倍首相に自重を促している。象徴的なのが首相の靖国神社秋季例大祭参拝を巡る日米の駆け引き。以下、官邸筋の話。

「10月に来日したケリー国務長官とヘーゲル国防長官はわざわざ千鳥ケ淵の戦没者墓苑に足を運んで献花した。これは首相の例大祭参拝で日中韓関係がさらに冷え込むことを懸念した米国側の忠告だった。結局、首相は米国に配慮して例大祭参拝を見送らざるをえなかった」

そこで日米関係改善の切り札として官邸が計画しているのが「キャロライン氏を囲む女性の会」(仮称)の設立。

「国際通の自民党の女性議員を中心に、キャロライン氏を囲む女性の会をつくろうと、官邸主導で人選を進めている。国際通といえば小池百合子元防衛相だが、自民党総裁選で石破茂幹事長を支持、安倍首相とは関係が悪い。米議会で働いていた高市早苗政調会長らは、セレブのキャロライン氏のお相手としては役不足。森永製菓元社長の松崎昭雄氏のご令嬢で安倍首相夫人の昭恵氏を中心メンバーに据える案も考慮中だ。昭恵氏はファーストレディー外交の評判もいい」(同)

こちらも人材難のようで……。

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