今、「3Dプリンタ」が大きな話題を呼んでいる。この現象は単なるブームに終わるのか、それともモノづくりを大きく変える可能性があるのか? 3Dプリンタを積極的に活用し、道を切り開く企業の最前線に迫った。
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市場規模(世界、台数)

「3Dプリンタ革命」に火をつけたのは、2012年秋に出版された『MAKERS』だった。『ロングテール』や『フリー』などインターネットがもたらす経済社会の変革を的確にとらえたベストセラーの著者である、クリス・アンダーソンが描いたモノづくりの未来像といっていい。

この新たな潮流は、「新産業革命」と呼ぶにふさわしいインパクトを秘めている。