コミュニケーションは最初の一言でほとんど印象が決まってしまう。話し方の専門家・新田祥子氏に必須の基本フレーズを伺った。
●名刺を交換する

「わたくし、○○会社の○○と申します。よろしくお願いいたします」

●名刺を切らしていた

「申し訳ございません、名刺をきらしてしまいました。わたくし○○と申します」
「めずらしい(素敵な)お名前ですね」

●名刺交換後の一言

「オフィスは○○にあるのですか。近くに○○がありますよね」

(名前に特徴がない場合は、住所などで話題をつくる)

●アプローチしていた取引先に初めて会えた

「貴重なお時間をつくっていただいて、ありがとうございます」
「今日という日を楽しみにしておりました」

(感謝の言葉は相手の承認欲求を最大に満たす。惜しみなく使おう)

●上司を取引先に紹介する

「私の上司、部長(役職名)の○○でございます」

(年齢や立場に関係なく、必ず自社の上司を先に紹介する。役職と姓のみ)

●取引先から言いにくい意見を求められた

「個人的には○○様の意見に賛成ですが、別の見方も興味深いですね」
「仮説としては、どちらの意見も成り立ちますね」

(否定も肯定もせず、どちらも立つようにする)

●相手との距離を縮めたい

「私を部下と思って、どんどん使ってください」
「御社に学びながら成長していきたいと願っています」
「これからもご指導よろしくお願いいたします」

(自分を下に置きながら相手の懐に飛び込んで、距離を縮めてもらう)