2013年9月4日(水)

嫌われる男の行動・外見・会話・思考

なぜ7割の人は社内に味方がいないか【2】

PRESIDENT 2012年6月4日号

著者
諸富 祥彦 もろとみ・よしひこ
明治大学文学部教授

諸富 祥彦1963年、福岡県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。教育学博士。20年以上教育カウンセラーを務める。『女の子の育て方』『男の子の育て方』(いずれもWAVE出版)ほか著書多数。

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明治大学教授 諸富祥彦 構成=大宮冬洋
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調査概要/楽天リサーチの協力を得、働く男女1000人(男女500人ずつ)にネットを通じて調査を実施。調査期間は2012年3月26~28日。
嫌悪と諦観が交錯する日本の職場。では、あなた自身はどうだろうか? まずはQ5の自己診断シートをチェックしてみてほしい。

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Q5 自己診断シート

自己診断シートの種明かしをしよう。「嫌われる男の行動・外見・話し方・考え方」の項目のうち、嫌われ度が高くて職場での出没率も高いのになぜか「実は自分も率」が低い項目を選んで作成した。自覚できていないということは要注意だからだ。

典型的なのは第1問。女性蔑視的か否かを探る意図がある。Q9では出没率が4割を超えるのに自覚している人は1割未満。自分が「女性蔑視的だ」とは言いにくいのだろう。

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Q6 嫌われる男の「行動」

しかし、前回のQ2で職場に「ライバル視する女性がいる」と答えた男性は3%に満たなかったことを思い出してほしい。つまり、9割以上の男性が「女性はライバルにならない」という男性優位の考え方の持ち主、もしくは女性が活躍しにくい職場で働いている。第2問の食事マナーと同様に、特に女性からは嫌われる危険性が高い。

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Q9 嫌われる男の「考え方」

第3問と第4問では、自己中心的か否かを問うた。Q6によると、「チームの成果を独り占め」したり、「仕事、返事が遅い」人は、「自分の失敗を認めない」人と同様に激しく嫌われる。職場の中心は仕事。仕事ができない人の悪影響は大きく、最も嫌われるのだろう。一方、「異性関係がだらしない」などプライベートの項目は嫌悪感がそれほど高くない。

悩ましいのは第5問だ。上司に反論すると「自己主張が強い」と上司に嫌われる危険性があるし、反論できないと部下や同僚から「上司の前では態度が違う」「上司にゴマをする」と嫌悪される(Q6)。嫌う人数は後者のほうが多いため、診断では「NO」と答えた人の嫌われ度を重視した。

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