シリーズ連載でお届けしている「美女医」たちのキレイの習慣。どうすれば美しく年齢を重ねられるのか、美女医たちが専門的視点から教えます。
うえだようこ
●神楽坂ストレスクリニック院長
心の悩みにじっくりと向き合う親身なカウンセリングが人気。適切な治療と対処法の提案で、男女問わず信頼が篤い。

女性ホルモンの変動は、心身に大きく影響を与えます。月経がはじまる1、2週間前から起こるイライラ、乳房痛などのPMS(月経前症候群)や、閉経前後約10年間に起こる更年期の不快症状などは皆さんもよくご存じでしょう。

一般的にストレスを感じるとさまざまな症状が現れますが、女性は頭痛、めまい、動悸(どうき)やのどの詰まり感を訴える人が多いですね。また、ストレスから体重が減ってホルモンバランスが乱れ、月経が止まってしまうことも。女性ホルモンは、肌や髪の美しさにも影響しているので、急激な低下や欠乏を招かないようにしたいですね。

ストレス、ホルモンバランスの乱れのいずれも、心身の調子をくずす原因になります。特に女性は、職場や家庭などで複数の役割を担うことも多く、男性と比べ、うつ病の罹患(りかん)率が高いので注意が必要です。現代女性は、「であるべき」で考えすぎているよう。仕事も家庭も完璧でなくていいんです。1日24時間をうまくマネジメントし、息抜きも大切に。人生は長距離走。目の前の50mを全力で走るより、しなやかに走り続けられる方法を探しましょう。私の気分転換法は、阿波踊りやホットヨガに加え、最近はクラシック音楽の鑑賞も加わりました。脳はだまされやすいですが、体や感覚は正直。五感に心地いいものを大事にするようにしています。もちろん、体調のケアにエクオールは欠かせません。摂取するようになってからは突然の汗と動悸に悩まされることも少なくなり、肌の調子も上がってきました。PMSや更年期症状などホルモンのゆらぎを感じる患者さんにもオススメしています。

女性の一生は、女性ホルモンに大きく影響されます。エクオールを味方に、キレイを維持しながら自分のありたい姿をめざしましょう。「がんばる=燃え尽きる」ことではありません。「ワクワク」「楽しむ」ことが大切。他人と比較せず自分の成長を喜べる人。そんな女性が健康的にキレイに年齢を重ねていけますよ。

「朝食は軽く。神楽坂はお店が多く今日のランチは何にしようかと考えるのが楽しいですね。ささやかなワクワクには貪欲です(笑)」
神楽坂まつりの阿波踊りには、4回出場。「毎年目標を更新し、4回目の今年がいちばん楽しめました。運動は体にもメンタルにもいいんですよ」

エクオール豆知識(4)

PMS症状の感じ方にもエクオールが影響!?

頭痛や乳房の痛み、イライラや抑うつ感などメンタル症状が現れる、月経3~10日前。女性ホルモンの変動によるPMSの強弱も、エクオールにより左右される。更年期症状にも通じることなので、エクオールをつくれる人もつくれない人も、エクオールのサプリメントの早めの摂取がオススメ。

エクオールについてさらに詳しくはコチラ

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美女医の美習慣

Vol.1 美容皮膚科医 小栁衣吏子先生

Vol.2 産婦人科医 疋田裕美先生

Vol.3 内科医 越田容子先生

Vol.4 精神科・心療内科医 上田容子先生

Vol.5 眼科医 小原杏那先生

Vol.6 歯科医・ランニングドクター(R) 林 幸枝先生

Text=戌亥真美 Photograph=田子芙蓉