忙しいビジネスパーソンにとって、家事の効率化は常につきまとう課題。「時間と手間はかけられない。無駄なお金はかけたくない。でも理想とする暮らしの質は保ちたい……」と頭を悩ませる人も多いだろう。その解決の鍵になるのが“適量生活”だ。「快適と節約を両立したスマートライフ」を長らく提唱してきた和田由貴さんに、2024年4月にリニューアルした花王の洗濯用濃縮洗剤、アタックZEROシリーズを活用した“適量生活のススメ”を聞いた。

量ではなく質を重視し、ロスを減らす“適量生活”とは?

近年、耳にする機会が増えた“適量消費”という言葉。特にアパレルや食品業界で使われる機会が多いが、生活者視点でおおまかに解釈すると「量ではなく質を重視し、買ったものを使い切ることで、ロスを減らす。それによる持続可能な消費が、地球環境を守ることにもつながる」という考え方だ。

“適量消費”という言葉が浸透しつつある一方で、物価の高騰、実質賃金の減少など、私たちを取り巻く環境は厳しさを増すばかり。食料品や日用品を少しでも安く買えるスーパーやドラッグストアを探したり、特売の日を狙って買いに行ったりするなど、そんな節約生活に疲れ始めた人もいるのではないだろうか。

節約アドバイザーの和田由貴さんによれば、実はこの“適量消費”という考え方にこそ、快適と節約を両立させ、暮らしとお金のセンスを賢く向上させるヒントが隠れているという。

和田由貴(わだ・ゆうき)
節約アドバイザー、消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザー。暮らしや家事の専門家として、幅広い分野で活躍。「節約は、無理をしないで楽しく!」をモットーに、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。2人の子を持つ母。また、環境カウンセラー、省エネ・脱炭素エキスパートとして環境問題にも精通している。著書に『即実践! 即効果! 節約のプロがおしえる 家計防衛術100』などがある。

「『安く買う』イコール『節約』とは限りません。日用品にしても、安売りのときにまとめ買いをして、結局は余らせてしまったり、たくさんあることによって大事に使おうという意識が薄れて無駄に使ったりすれば、お金を捨てるようなものです。安く買うことよりも、自分の生活スタイルに合った“適量”で買い、使い切ることが、スマートな暮らしにつながると言えるのではないでしょうか」

そんな“適量消費”を実践する“適量生活”の一番の魅力は、ストレスなく節約を実践でき、快適な暮らしを実現できること。

「ポイントは、仕組みづくりをすることです。仕組みをつくって習慣化することで、『手抜き』ではなくて、うまく無駄を省いて必要なところだけに労力を集中できるようになります。続けやすい方法は人それぞれですし、生活スタイルも違う。だから自分に合った方法を見つけることが重要です」

賢くセンスよくスマートに「暮らしとお金の使い方の質」を上げる

和田さんが自身の“適量生活”の実践例としてまず挙げたのは、洋服の選び方。

「私は衣類を買うときに値段の次に必ず洗濯表示を見ます。なぜなら、アイロンをかける時間と手間を省きたいから。だから、洗濯機で洗えて、かつ、シワになりにくい素材であることが必須です。少なくとも、おしゃれ着洗いの洗剤で洗えるものを選ぶ。こうすると、アイロンがけやクリーニングに出す必要がなくなり、“使える”洋服が適量そろうことになりますので、タイパもコスパも上がります」

ただし、「そのやり方が自分に合っているかどうかが何より大事」と、和田さんは念を押す。アイロンがけが好きな人は、和田さんの洋服選び術をそのまま取り入れなくてもいい。

「手間がかけられる部分って人によって違う。家事のなかで自分は何が苦手・嫌いかを洗い出し、その負担を減らすための仕組みづくりをすることが何より大切です」

アタックZEROシリーズが“適量生活”にピッタリな理由

十人十色の“適量生活”だが、家事には先延ばしにしたり、頻度を少なくしたりできるものもあれば、避けては通れないものもある。多くの人が日々継続的に行う必要がある“洗濯”は後者の代表格。そのため、洗濯で“適量生活”を実現できれば、そのインパクトは絶大となる。そこで重要になるのが、洗濯用洗剤の選び方だ。

「自分のQOLが上がる、というアイテムを見つけるといいですよ。私は数年前から、アタックZEROシリーズを愛用しています。嫌なニオイをしっかり除去してくれる洗剤を使うことでタイパ・コスパが上がります」

「“適量生活”は自分に合ったやり方が大事」という和田さんの教えに基づくと、自分のライフスタイルに合った洗濯用洗剤を選ぶことも重要だ。アタックZEROシリーズは、「アタックZERO」のほか、「アタックZERO部屋干し」「アタックZEROドラム式専用」というラインアップが用意されている。和田さんのように「わが家は完全に部屋干し」というライフスタイルの人は、24時間部屋干し臭を防ぎ、部屋干し環境に適した香りの設計となっている「アタックZERO部屋干し」がぴったりだ。「アタックZEROドラム式専用」は、ドラム式特有の少ない水でもニオイを徹底除去することに加えて、1カ月以上使用し続けることで糸くずフィルターのヌメリを除去するため、手入れの手間が軽くなる。いずれも、暮らしの質やタイパをさらに上げることができる。

2024年4月にリニューアルしたアタックZEROシリーズは、これまで以上にニオイ悩みを解決してくれる心強い存在。漂白剤・除菌洗剤(※1)でも落とせない、ニオイもどりの根本原因の一つ、「バイオフィルム」(※2)を強力除去する「無菌レベルの消臭力」(※3)を実現したからだ(※1 花王酸素系漂白剤・除菌洗剤・抗菌洗剤、※2 菌が作り出す多糖汚れ、※3 ニオイ菌がいないレベルで嫌なニオイがしないこと)

ニオイ菌をかくまうバイオフィルム(※4)(※4 菌が作り出す多糖汚れ)
繊維の中に存在するバイオフィルム(※5)は、ニオイや黒ずみの発生源となる。時間経過とともに大きくなるが、非常に強い耐性を持つため、形成されてしまうと除去することが難しい。アタックZEROシリーズは、このバイオフィルム(※5)にアプローチし、ニオイや落ちにくい汚れなどの洗濯の悩みを解決する。(※5 菌が作り出す多糖汚れ)

「タオルの濡れもどり臭や、部屋干し臭などニオイ悩みを抱えている方も多いはず。気に入っている洋服にニオイが残ったりすると、洗濯用洗剤とは別に漂白剤や消臭剤を買って試したり、あるいは洗濯し直したりすることもあるのではないでしょうか。そうするとアイテム代に加えて、水道代も余分にかかるし、時間のロスも大きいですよね。だからこそ、量や価格よりも質を重視して洗剤選びをする必要があるのです」

少しでも安いアイテムを買おうとすると、濃縮洗剤であるアタックZEROシリーズはボトルが小さく割高に見えてしまうかもしれない。しかし、和田さんが指摘するように質を重視すれば、そんな思い込みも払拭されるはずだ。

さらに、濃縮洗剤は本当に割高なのか、という観点からも考えてみたい。洗濯1回あたりのコストチェックが行える専用webサイトがあることをご存じだろうか。アタックZEROの内容量と店頭価格を入力すると、1回の洗濯にかかる金額と年間の洗濯にかかる金額が自動で計算される。このコストチェックを使って、濃縮洗剤ならではのコスパのよさを、具体的な金額としてぜひ実感してほしい。

アタックZEROとアタック抗菌EXレギュラー/アタック抗菌EX部屋干し用について、洗濯1回あたりのコストチェックが行えるwebサイトでは、内容量と店頭価格を入力すると、1回の洗濯にかかる金額(アタックZEROに関しては、レギュラー:水量30L/洗剤約10ml使用の場合、ドラム式:洗濯物量2kg/洗剤約10ml使用の場合)と年間の洗濯にかかる金額(1回あたり金額×365日)が簡単にわかる。

ワンハンドプッシュだから実現できる、タイパ・コスパ・暮らしの質の向上

加えて注目したいのが、アタックZEROシリーズ独自の形状の容器「ワンハンドプッシュ」だ。

「まず、片手で1回押すだけできっちり計量できる点が魅力ですよね。あとは水量や洗濯物の量に合わせてプッシュ回数を変えるだけでいい。私は基本的に面倒くさがりなので、キャップで計量するタイプでうっかり多めに液体を出してしまったときでも、『まぁ、いいか』とそのまま洗濯機に投入してしまうんです。ワンハンドプッシュなら、そんな無駄遣いも防げます」

また、ワンハンドプッシュは計量しやすいだけでなく、エリ汚れ、ソデ汚れ、食べこぼしなどのしつこい部分汚れに対して、簡単に直接塗布できるのが大きな特徴だ。濃縮洗剤だから少ない量でも塗布した部分に浸透し、汚れやニオイをしっかり除去してくれる。手間をかけずに大きな効果が得られるという点で、暮らしの質とタイパが上がること、請け合いだ。

もうひとつ、和田さんがアタックZEROシリーズを長く愛用する理由があるという。多くの花王の洗濯用洗剤に共通して言えることだが、「すすぎ洗いが1回ですむ」という特徴があること。

「つまり、水の消費量が少なくてすむし、時間もかからない。洗濯機にはさまざまな運転コースが搭載されていますが、初期設定されているコースはおそらく多くの洗濯機で『すすぎ2回』になっていると思います。私が使っているドラム式洗濯機もそうだったので、自分で設定を変えて『すすぎ1回』にしました」

アタックZEROシリーズを買ったら、まずは自宅の洗濯機の機能をチェックしてみよう。和田さんは、設定を確認するのが面倒に感じても、そこは手を抜いてはいけない部分だと言う。

「やり方を覚えたり、設定を変えておいたりすれば、あとはずっとタイパ・コスパを上げながら洗濯できるのですから。面倒、という理由で時間とお金を無駄にするのはもったいない。すすぎ1回分の時間はわずか数分かもしれません。でも日々積み重なっていくことを考えると、その差は大きいですよね」

まずは日々の洗濯から“適量生活”をスタート!

長らく愛用しているアタックZEROシリーズを、社会人になって独立したお子さんにもプレゼントしたという和田さん。

「1人暮らしをしている息子は、自炊もしないし掃除もしない。でも洗濯は別。洗わないと着るものがなくなってしまうから、面倒でも洗濯だけはやるんですよね。だから、息子にも早速、このワンハンドプッシュを渡しました。『計量もラクだし、濃縮タイプだから普通の洗剤(※6)よりも少ない量でたくさん洗濯できる(※7)し、ボトルもコンパクトだから置く場所を取らないよ』と(※6 花王非濃縮洗剤、※7 花王濃縮洗剤と同じ容量のとき)。多くの人にとって不可避の家事である洗濯だけれども、洗剤の選び方、洗い方の設定を変えるだけでタイパ・コスパが上がるのだから、実践しない手はないですよね。“適量生活”の手始めに、まずは洗濯用洗剤選びから始めてみてはいかがでしょうか」