タレントの福田萌が教える！クレカの使い分けでお得に楽しむ「賢いカーライフ」

FP的視点で未来をシミュレーションすれば「買い方」も変わる

近年、東京・大阪などの大都市圏では、クルマを持たない暮らしを選択する人も増えている。けれど、ライフスタイルの変化や人生の節目で「クルマがあると便利かも」と、購入を検討しはじめることも多い。夫婦であれば、選択・購入は夫任せであっても、支払い手続きや、クルマの維持費を含む日々の家計管理は妻が担うパターンも。だからこそ、クルマの購入を検討しているなら、家計管理の視点からもどんな支払い方法があるかを知っておくことが大切だ。

福田萌さん
ふくだもえ●1985年生まれ。岩手県出身。2006年度ミス横浜国立大学に選出。「Miss of Miss Campus Queen Contest 2006」で審査員特別賞受賞をきっかけに芸能界入り。高IQタレントとして数々のTV番組等に出演。夫は、オリエンタルラジオの中田敦彦さん。2児の母。21年春に、家族でシンガポールへ移住予定。

福田萌さんがFPの資格を取得したのは、あるTV番組出演がきかっけ。番組内で3級に合格。その後も引き続き勉強して2級を取得。あらゆる面でシミュレーションするクセがつき、暮らし方・モノの選び方自体が変わったという。

「人生で大きなお金が必要になるのは『住宅購入』『教育』『老後』の3つ。これを頭に入れておくと、どこでどのくらいのお金が必要か、それに向けてどう貯蓄や資産運用をしたらいいか、自分なりに考えられるようになりました。また、人生の“不測の事態”もシミュレーションしておけば、急激な変化にも柔軟に対応できると思っています。結婚は、FP2級取得前に決まっていて、勉強→結婚→合格という流れ。夫は『家計は任せたい』と言っていたので、お金の動かし方、ライフイベントごとに必要なお金についてなど、主婦になる前にFPの勉強をしながら学べたのはいいきっかけでした」

モノを選ぶ際も、徹底して現在の状況と未来をシミュレーションするという、萌さん。

「例えば、クルマを選ぶときは性能や使い勝手のよさはもちろん、身の丈に合っているか、自分たちの暮らしにどれだけ必要かを考え、さらに手放す際にできるだけ中古車市場で価値が下がらないものを選んでいます。実は、子どもが生まれてしばらくは5人乗りのセダンでした。買い換えの際、夫は『カーシェアでもいい』『タクシーを使ったほうが出費を抑えられるかも』と、特段クルマを所有しなくてもいいという意見。でも子どもの送迎も主に私が担当しているので、『雨の日にタクシーがつかまらなかったら？』『急用の際、簡単に借りられる？』など、生活に密着して考えられました。今は7人乗りのミニバンで、子育てのよき相棒です」

クルマ以外でも、何かを購入する際は、手放すときほかの人にどれだけニーズがあるか、どれだけ資産になるかという視点をはさむようにしているそう。

「視点を変えるだけでムダな出費がなくなるし、吟味して買うためにモノが減り、“資産”と考えると大切に使おうという気持ちにもなります。クルマの購入はわが家でも大きな出費のひとつ。でも、購入後、駐車場代、ガソリン代、ETC代、そして車検代などなど案外維持費がかかることに驚きます。そうした費用も含めてお金をシミュレーションすることで、買い方の選択肢も広がります」

萌さんが語るように、クルマを買うには、自分の身の丈や未来をシミュレーションして検討する必要がある。支払い方法に関しても決して無理は禁物だ。

クルマの購入方法は、大きく分けて「一括払い」と「分割払い」の2つ。分割払いは、月々の家計をシミュレーションしやすいが、「走行距離条件あり」「満了時に査定費用の追加」の可能性、「支払期間が長引くほど手数料が増加」したり、「クルマの所有権が自分にない」ケースなどがあるので、ライフスタイルに合わせてじっくり検討する必要がある。

「分割払いのメリットは、欲しいタイミングで、欲しいタイプや機能のクルマを購入できること。ただし、金利がかかるので、維持費も含めて、じっくり検討することが大事。また自分の収入が必ずしも安定し続けるとは限らないので、返済に無理のない範囲というのは絶対条件ですよね。私もクルマの買い換え検討時に、トヨタの販売店の方から『残価設定型プラン』を教えてもらいました。数年後の買取保証額である“残価”以外の部分を分割するため、月々の支払い額が下がってラクになるのは家計にとってもありがたいし、何より3年後、5年後に決まった額で売却できる仕組みに魅力を感じていました」

クルマを分割で購入するなら、お得なポイントプログラムに加入がオススメ

萌さんも気になったという、トヨタのクルマを購入する際に選べる、「残価設定型プラン」＝月々の支払いがラクになる買い方や、「残額据え置き払い」＝月々の支払いなしで総額を抑える買い方は、「TS CUBIC CARD」というクレジットカードを利用することで、さらにお得になる。

早速、その仕組みを見てみよう。

「TS CUBIC CARD」とは、トヨタの販売店で申し込めるクレジットカードのこと。このカードの最大のメリットは、「ポイントプラス」という、カーライフに関する出費に対してポイントキャッシュバックができること。公共料金の支払い、日々のショッピングなど、暮らしのさまざまなシーンで「TS CUBIC CARD」を利用すれば、ポイントを効率的に貯めることができるうえ、そのポイントがトヨタのお店などでのクルマの点検や、いつかやってくる車検代などの大きな支出にもカバーできるというシステム。まさに“カーライフ”を支えてくれる超お得なカードなのだ。

カードを使うたびに、クルマの代金が安くなるってホント？

また、「TS CUBIC CARD」の申し込みをする際、「使ってバック」というプランも併せて申し込むのがオススメ。これは、カード利用額に応じて貯まったポイントを、購入したクルマの月々の支払いに自動的に充当するプラン。カードを使うほど、購入代金がさらに軽減される仕組みなので、トヨタのクルマをもっとお得に手に入れたいと考えるのなら、この「使ってバック」に申し込まない手はない。また、クレジットカードを何枚も使用しているのであれば、例えば車関連は「TS CUBIC CARD」にまとめるだけで、お得なカーライフが実現するのだ。

キャッシュレス時代だからこそ、ポイントはあちこちに分散させずに貯めるのが賢い方法。そのうえ、カードを使うほど、ポイントを貯めるほどクルマの購入代金が安くなるのであれば、家計にとってもこれほどうれしいことはないだろう。

「私は、貯まったポイントをどう使うか、どう還元できるかでクレジットカードをチョイスしています。ポイントを分散しすぎないよう、目的に応じて2枚程度を使い分けています。例えば、ポイントが月々のクルマの支払いに充当できるカードであれば、ガソリン代やETC代など『クルマ関連はこのカードで』。日々のお買い物などは、ショッピングセンターの駐車場代が無料になる『こっちのカードで』と決めてしまうといいですよね。カードを目的別で精査し集約すれば、毎月の明細チェックも一目瞭然でラクラク。明細はしっかりチェックして、クルマ関連、食費など、項目別に分けるクセをつけると、毎月何に支出が多かったか見直すことも簡単です」

「クレジットカードは、目的別に絞り込むと家計管理もしやすくなりますよ」

萌さんのように、FP的視点で毎月のお金の流れを把握することは、家計を預かる者であれば必要不可欠かもしれない。

「私は基本ドンブリ勘定なんです（笑）。使う内容によっていくつかのドンブリに分けているだけ。考え方、ラベリングが頭の中にできるだけで同じドンブリ勘定でも全然違ってきますよ。明細をじっくりチェックして項目ごとの支出を見直すことが大切ですね」

クルマの購入はどの家庭でも大きい支出のひとつ。ならば、もっと得する方法を入手できるよう多方面にアンテナを伸ばしておきたい。試乗の際など、販売員にあれこれ質問してみよう。知らなかった情報を得られることも多々あるので、足繁く通うのもいいだろう。賢い選択次第であなたのカーライフはもっともっとお得に、楽しくなるはずだ。

Text & Edit＝戍亥真美　Photograph＝田子芙蓉（人物）