2013年7月11日(木)

「女がキレる」言い方、「男がイラつく」言い方【1】

PRESIDENT 2013年6月3日号

著者
白河 桃子 しらかわ・とうこ
少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授

白河 桃子少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授、経産省「女性が輝く社会の在り方研究会」委員。
東京生まれ、慶応義塾大学文学部社会学専攻卒。婚活、妊活、女子など女性たちのキーワードについて発信する。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活」を提唱。婚活ブームを起こす。女性のライフプラン、ライフスタイル、キャリア、男女共同参画、女性活用、不妊治療、ワークライフバランス、ダイバーシティなどがテーマ。「妊活バイブル」共著者、齊藤英和氏(国立成育医療研究センター少子化危機突破タスクフォース第二期座長)とともに、東大、慶応、早稲田などに「仕事、結婚、出産、学生のためのライフプランニング講座」をボランティア出張授業。講演、テレビ出演多数。学生向け無料オンライン講座「産むX働くの授業」(http://www.youtube.com/user/goninkatsu)も。著書に『女子と就活 20代からの「就・妊・婚」講座』『妊活バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング』『婚活症候群』、最新刊『「産む」と「働く」の教科書』など。

執筆記事一覧

ジャーナリスト 白河桃子=文 AFLO=写真
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男女混合の組織が普通になりつつあるが、どうも異性との話がかみ合わない。その理由を生物学的に検証しつつ、すぐに役に立つ会話術を紹介しよう。

「どこまで私を見てくれているの」

女性の部下が増えた男性役職者。女性上司の下につく男性部下。アベノミクスによるウーマノミクスが進むほど、職場はかつてのような「同質集団のきれいな縦社会」ではなくなる。異性とうまくやれること、異性のモチベーションをあげる話し方――。異性とのコミュニケーションは仕事のうえでの重要なポイントになってくる。

そこで、理学博士にして恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士と、元マイクロソフト営業部長で、現在はキャリアとコミュニケーション支援に携わる田島弓子さんに「異性との話し方」について聞いてみた。

図を拡大
異性の部下に「これだけは言ってはいけない」NGワード例

2人が「まず前提として」挙げたのはコミュニケーションの目的の違いだ(図)。そもそも男性は会話を「目的を果たすためのツール」「情報」としてとらえているのに対し、女性は「共感」や「和」を得るために話すのだ。ゆえに女性の恋人や妻からは男にとって意味のない「今日はいい天気だね」といったメールが頻繁に届き、逆に女性は男性が用件だけで電話を切ることに不満を覚えるのだ。

加えて、ぐっどうぃる博士は、話す際に男女が重視することの違いを挙げる。

「男性は自分の『能力』を重んじるので、問題は自分で解決しようとします。相談すること自体で優劣がついてしまうんですね。一方、女性は『周りの役に立つこと』=『自分に価値がある』という意味で重視するので、人間関係の中で自分の居場所を見つけることに重きを置くんです」

だから女性には結果うんぬんより、「今回の仕事は、君のおかげでうまくいったよ」といった、ケアをする言葉を常にかけないといけないのだ。同性には嫌われないのに、対女性となるとどうしてもうまくいかないという男性はこの「ケア」能力が足りないのではないか、とぐっどうぃる博士は語る。

「女性は『どこまでちゃんと私を見ていてくれるの?』ということを気にしています。だからプロセスや仕事ぶりを丁寧に見てこまめにねぎらいの言葉をかけることです」

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