20年も昔、社会人になるときに親戚の生保レディが家にやってきて、起き抜けに判をつかせられた。以来、保険は放置。結婚して5歳と2歳の子供がいる今もそのままだ。

わが家の保険は、私の某日系生命保険会社の死亡保険金額1000万円の終身保険、会社員の夫は同じく日系の900万円の終身保険とかんぽ生命の500万円の特別養老保険、医療保険で計四つ。月額保険料は合計して5万円強だ。

貯金がないこともあり、今後の学費や老後の備えが心配になって、今、街に増えている乗合保険ショップに行ってみた。

某大手保険ショップに予約を取る。2時間制だ。簡単な事務手続きを終え、加入している生命保険を申告すると、まず保険のレクチャーが始まった。定期保険、終身保険、養老保険の違いを丁寧に説明される。なんと1回目の面談はこれだけ。

数日後、ライフプランシミュレーションをつくってもらう。月々の支出に加えて、固定資産税やマンションのリフォーム資金など年間の支出を出し、自分、夫が死亡したときのそれぞれの収入と支出のバランスを見る。

結果、今の保険はキープ、いざというときの生活費の足しとする。そこに教育費分の保険をプラスする提案をされ、2回目終了。次回までに、月々の保険料として支払いが可能な額を考えてくるよう言われる。

3度目は、教育費の計算だった。中学から大学まで私立(理系)と仮定すると、自宅通いで1529万円。2人でざっと3000万円の学費が必要らしい。この額の保障を定期保険で買うと月額1万円弱。しかし店から「掛け捨てだともったいないですよ」と、終身保険を提案された。

提示された3000万円の死亡保障付きの終身保険なら、長男が18歳時に解約しても払込額より約60万円増えて返ってくる。万が一私が死亡したら、その時点で3000万円が下りる。

また、子供が想定外の進路を選びお金が不要となったら、老後費用にまわせる。20年解約を遅らせれば利率はさらに上がり、200万円くらい上乗せになって返ってくるという!