2013年5月15日(水)

「信用できる医者、できない医者」評価ポイント10

PRESIDENT 2012年9月3日号

著者
嵯峨崎 泰子 
医療コーディネーター

看護専門学校、日本女子大学卒。各科臨床看護師を経て、2003年に日本医療コーディネーター協会を
設立。著書に『先生、別の医者を紹介してください!』などがある。

医療コーディネーター 嵯峨崎泰子 構成=小澤啓司 写真=PIXTA
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「大病院のほうが安心できる」――そんな思い込みにとらわれている人は少なくありません。でも、そうした人たちの中には、待合室に延々と待たされたあげく、ろくな問診もされずに「薬を出しておきます」で終わり、といった体験をした人も少なくないはずです。

これがもし、自宅や職場の近所にかかりつけ医がいれば、ふだんの健康状態や過去の病歴なども把握してくれているので、安心して診てもらえ、適切な診療を受けられるでしょう。必要があれば、より高度な医療機器や入院設備を備えた総合病院の専門医や専門病院を紹介してくれます。さらに、その後に通院治療が可能になれば、またかかりつけ医に診てもらう「病診連携」も機能します。

もちろん、近所であれば通院時間も待ち時間も比較的短くすみ、日常の健康管理の相談にものってもらえます。“信頼できる”かかりつけ医を近所で見つけたいところ。ここでは、「ちょっと体の具合が悪いな」と感じたあなたが、近所のドクターを訪ねたと仮定して、その信頼度をチェックしてみましょう。

病院の前に立つと、看板にはその病院が標榜する診療科目が書かれています。かかりつけ医として向いているのは「内科」です。内科とあれば、広範な相談に応じてもらえると考えていいでしょう。

認知症の相談も、入り口としては内科で大丈夫です。ただ最近では「物忘れ外来」などと掲げる病院が増えているせいか、その掲示がないと「おたくには物忘れ外来はないのですか?」との問い合わせがあるそうです。もちろん心配はご無用。かかりつけ医のよさは、なんでも相談できることなのです。

病院の中に入ると、待合室で待つ患者の姿が目に入ります。もし、患者が1人もいなければ不安になりますよね。診療の質は、患者を外来診療で日々どれくらい診ているかに比例する部分があります。待合室に常に数名の患者がいるかどうかは、1つの目安になるでしょう。

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