2013年5月8日(水)

50歳から始める「お一人さま」の幸せ満腹人生プラン

豊かに暮らす知恵

PRESIDENT 2012年1月16日号

著者
白河 桃子 しらかわ・とうこ
少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授

白河 桃子少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授、経産省「女性が輝く社会の在り方研究会」委員。
東京生まれ、慶応義塾大学文学部社会学専攻卒。婚活、妊活、女子など女性たちのキーワードについて発信する。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活」を提唱。婚活ブームを起こす。女性のライフプラン、ライフスタイル、キャリア、男女共同参画、女性活用、不妊治療、ワークライフバランス、ダイバーシティなどがテーマ。「妊活バイブル」共著者、齊藤英和氏(国立成育医療研究センター少子化危機突破タスクフォース第二期座長)とともに、東大、慶応、早稲田などに「仕事、結婚、出産、学生のためのライフプランニング講座」をボランティア出張授業。講演、テレビ出演多数。学生向け無料オンライン講座「産むX働くの授業」(http://www.youtube.com/user/goninkatsu)も。著書に『女子と就活 20代からの「就・妊・婚」講座』『妊活バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング』『婚活症候群』、最新刊『「産む」と「働く」の教科書』など。

執筆記事一覧

ジャーナリスト 白河桃子=文
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年収1000万円の独身貴族で貯金ゼロの人もいれば、年収150万円でも日々楽しく暮らしている家族もいる。人生、できればお金のあるなしよりも楽しく豊かに暮らしたい。そんな「幸せの見つけ方」を探ってみた。

「男お一人さま」はこれから激増する!?

50歳時点で1度も結婚したことのない人の割合を示す生涯未婚率は、男女ともに上昇中。2010年の「厚生労働白書」では、30年には男性の生涯未婚率が29.5%になると予測している。約3人に1人の男性が独身のまま50歳となるわけだ。加藤茶のように、その後結婚する可能性もないとは言えないが……。さらに離婚率も年々増加の一途。妻との死別も考えると、お一人さまの老後は既婚男性にとっても決して人ごとではない。

中部地方で介護付き有料老人ホームを経営する友人がこんなことを言っていた。

「60歳で入居したシングル男性がいますよ。お母さまを看取った後、自分で食事の支度をするのが面倒だからと。地域の野球チームの監督をして、毎日出かけ、楽しそうに暮らしていらっしゃいます」

そんな「男お一人さまの老後」もあるのかと新鮮な驚きを感じた。また、妻を自宅に残して高級老人ホームに入り、そこから夜の銀座に「出勤」している70代男性もいた。妻との仲は冷え切っていて、妻に介護されることを全く期待していないのだ。男の老後は、自宅で妻に看取られるだけではない時代が来ている。

しかし、お一人さまで老後を過ごす場合、資金や住居など、いつからどんな準備をすればいいのだろうか。シングル専門のFP、金子祐子氏は言う。

「そもそも相談にくるのは8割が女性。シングル女性で一番老後が不安なのは30代なんです」という。40代は「離婚を視野に入れた奥さん」が多い。一方、少数派のシングル男性たちは40代後半から。それも「親が倒れた」「父親が亡くなって母親と2人になった」など、リアルな現実が迫ってからやってくる。

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