2013年4月16日(火)

「入ると不幸になる」ブラック企業の見分け方

PRESIDENT 2013年3月4日号

著者
原 正紀 
クオリティ・オブ・ライフ代表

クオリティ・オブ・ライフ代表 原 正紀 構成=宮内 健
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ホームページの謳い文句が大げさではないか。平均年齢が異常に若くないか……。就職支援のプロが良い会社の探し方を伝授する。

せっかく就職したのに「こんなはずではなかった……」と不幸な思いをする人がいます。一口に不幸と言っても自身の適応能力の問題や会社との相性などさまざまな状況がありますが、そんな事態が生じる根本的な原因は会社選びの段階で判断を間違えるからです。

なぜ、人生の大きな節目である会社選びで判断を間違えるのか。その理由は往々にして本人の研究不足か、企業の巧妙な宣伝にはまってしまいミスマッチが生じたからです。

どうすれば不幸になる会社を回避できるのか。それにはまず、「良い会社」を定義する必要があります。ここで言う良い会社とは世間一般の評価ではなく、自分に合っている会社、自分が無理なく長期的に働ける会社のことを指しています。

視点を変えれば、世の中の評価に振り回されるのではなく、自分なりの判断軸を確立しましょうということです。自分軸を確立するには、まず自分がどんなとき、どんなことでやる気が引き出されるかを知ることです。それと併せ、「この会社はどうやって社員をやる気にさせているか」を調べ比較していけば、そこが自分に合う良い会社か否かを判断できるようになります。

ただ、世の中には400万もの会社があり、その中から良い会社を見つけるのはなかなか大変です。どうやればいいのか、その方法を説明していきましょう。

業界・業種、会社を絞る

●まずは新聞、雑誌で「キーワード」を探そう

現在、多くの人が会社探しに就職サイトを使っています。非常に便利なものですが、そこは誰もが使っていて過当競争が繰り広げられるレッドオーシャンの世界です。しかも掲載されている会社数はせいぜい1万社くらいにすぎず、その狭いプールの中で学生はひしめきあっているわけです。

私がまずお勧めするのは、マクロの観点から網をかけていくことです。つまり、世の中の動向や経済環境を踏まえて将来の成長が期待でき、かつ自分が興味を持って働けそうな業界をセグメンテーションしていくのです。

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