簡単なようで難しい「正しく聞いて、正しく話す」

正しい言葉で、正しく話す。それが正語だ。

正しく話すには、正しく聞く必要がある。

正しく聞いて、正しく話す。

これがコミュニケーションで気を付けるべきポイントだ。

一見簡単なようで、これほど難しいことはない。

なぜなら、多くの人が自分の話は聞いてほしいけれど、人の話は聞きたくないし、相手には分かりやすく話してほしいけれど、自分はそれほど言葉巧みには話せないからだ。

けれども、難しいからこそ練習が必要だし、また練習する価値が大いにある。

なぜなら、仕事でも家庭でも、人間関係の質が人生の質を決めるからだ。

職場の飲み会という、好き嫌いを超えて職場の仲間達とコミュニケーションをとる機会が減り、自分の好きな人、楽に付き合える人との関わりだけを選んで過ごせる昨今。

本気で仕事のパフォーマンスをあげていきたいのなら、人が苦手、コミュニケーションの苦手な人こそ、コミュニケーションで気を付けるポイントを意識して、自分から聞く力、話す力を磨いていく必要があるだろう。

正しく聞いて、正しく話す。

正しく聞くことができてはじめて、正しく話すことができるのだ。

大仏の顔
写真=iStock.com/khianey
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