ハイスペ男は「心がバブル」で前向きだから離婚も恐れない

幸せや成功を疑わない

今日より明日、明日より明後日が幸せになり、成功すると疑っていない「心がバブル期状態」なため、失敗を恐れずチャンレンジすることができる。しかし、プライベートでは妻から「あなたは家庭を顧みないので、私は今ぜんぜん幸せじゃない」とクレームを言われても、「幸せじゃないならやめた方がいい」と本心から勧めてしまう。自分で幸せをつかみにいかない人を軽蔑する傾向があり、共感力や協調性に乏しい。

まだまだあるが、代表的なのはこんなところだろうか。当然だが例外もある。超ハイスペ男性と上手くいっている妻は、

・性格もスタイルも奇跡的にどんぴしゃな女性。本人がずっと憧れていた「高根の花」だった女性の場合。
・超ハイスペなのに恐妻家で、たまたま気が強く叱咤しった激励がSM女王様レベルに上手い女性。

であり、これは努力してなれるものではなく、その女性たちの生まれ持ったある種の才能と出会いの運に左右される。

結婚するなら仕事として「妻役」に徹する覚悟が必要

他には、超ハイスペ男性の特徴4つを熟知し、何かをあきらめ、何を良しとして、完全に割り切って「妻役を仕事張りにできている人」。

また、超ハイスペ男性が高齢化して落ち着いたタイミングで結婚し、うまくいっている妻もいるが、どちらも修行僧並みの精神力や介護力が必要である。

羽生結弦さんの離婚をきっかけに、いまだに婚活市場で大人気の「超ハイスペック男性」との結婚はなかなかに険しく、リスクも高いということを多くの女性たちが肝に銘じてほしくて今回は筆を執った次第。その上、条件に「イケメンで、年齢も若くて」なんて付け加えるものなら、105日どころか1カ月しかもたない結婚になるかも⁉

結婚指輪を外している男性の手元
写真=iStock.com/PeopleImages
※写真はイメージです

互いに理解し合えるカップルが一番軋轢あつれきも少なく離婚にもつながらないと思うので、婚活のプロとして最後に言いたいのは、「話が合う、育った環境や人生のビジョンが似通ったお相手を見つける」が、婚活成功の秘訣ひけつだということ。

現場からは以上です!

川崎 貴子(かわさき・たかこ)
リントス代表取締役

1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社・ジョヤンテを設立。2016年より、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。著書に『我がおっぱいに未練なし』『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』など。■川崎貴子のカウンセリングルーム