弁当の豪華さを競う場には“映える”重箱で参戦する手も

それに子どもも正直なので、隣で食べているお友達家族のお弁当をみて「○○ちゃんのお弁当、おいしそう! すごい~!」なんて無邪気に言うこともあります。運動会のお弁当はSNSにアップしてその見た目を競うママもいるように、ママ同士も密かに意識をして張り合ったりするものです。

そこで、お料理の見映えに自信がない方は、「器」でお料理のグレードをアップするのもおすすめです。キャラ弁や見映えのよいお料理アレンジができなくても、お重箱に入っているだけで、シンプルな卵焼きでも豪華で美味しそうに見えます。もし、近所のお弁当屋さんの唐揚げが美味しいのであれば、唐揚げは、そのお弁当屋さんから買ってきて詰めてもいいですね。今は、便利でお手頃なお重箱が色々な素材や形等種類もたくさんありますし1セットあれば運動会だけでなく、お花見など行楽やホームパーティーにも活用できます。

いなり寿司や手巻き寿司が重箱に入ったお弁当
写真=iStock.com/ikuyan
※写真はイメージです

実は、スピーチでも話し手の服装といった「見た目の印象」が話の成果を高める重要な要素と言われています。同一人物でもヨレヨレのTシャツと着古したジャージーのズボンより、高級スーツを着た方が聴き手に与える影響力が高まります。話し方もお弁当も装いや器で外観を整えることで印象アップが狙えます。このように、メリハリをつけて手を抜くすべも身につけておきたいですね。

料理が苦にならない義母なら丸投げしてしまうのもいい

もし義母が、お弁当を作りたがって毎年おかずがかぶってしまったり、豪華なおかずでマウントを取りに来るというのであれば、運動会のお弁当は、思い切って任せてしまうのも一手かもしれません。何しろ朝早くから家族分のお弁当を作るのは大変です。せっかくお義母さんが作ってくれるというのなら、ありがたく受け取る方がお義母さんもうれしいと思います。

「○○(子ども)が今年もおばあちゃんのエビフライが食べたいって言っています!」
「○○(子ども)が今年もおばあちゃんのお弁当を楽しみにしているんですよ! お任せしちゃっていいですか?」

などと甘えてしまえば張り切って作ってくれるでしょう。

ただし、お願いする場合でも全てお任せではなく、「こちらで果物と飲物は用意しますね」「傷まないようにクーラーボックスを持っていきますね」などこちらの分担も申し出ましょう。お互い気持ちよくお弁当タイムを楽しみたいですね。